新潟県高野連が投球制限を来年から実行。しかし問題の根に潜むものとは・・・

新潟県高野連が先日
『来春の春の大会から投手の100球制限を設ける』

という見解を示しました。

新潟県高野連の球数制限導入に反応さまざま…「100球の根拠は」現役選手からは歓迎の声も

日本高野連の動きの遅さに
警笛を鳴らすいい発信だと思います。

高野連としては
『勝手に動いてもらっては困る』

部分もあると思いました。
この投球問題

夏の甲子園大会に話題に出て
その後は議論が少なくなる。

こういうことをくり返してきた
中新潟県高野連の判断は称賛に値すると

思いますし
これから議論もさらに醸成されることに

なるでしょう。
この投球問題が進んでいくと

おそらくこのような問題が
予想されます。

高校野球 2019年 01 月号 [雑誌]

公立<私立が強まる

投球制限があると
1人のエースに頼り勝ち抜く

ということはなくなるでしょう。
(というかできなくなる)

なので選手層の薄い公立校は圧倒的に

不利な状況に向かいます。
一人の投手に依存しないことがこの

投球制限の目的でもあると思うので
仕方がないことだと思いますが

拮抗する実力の投手が複数いる
高校が圧倒的に強くなります。

高校野球に再度警告。投球数を美談にするのはいい加減やめよう

変な投球信仰、美談を完全に捨てる

『しっかり投げてからが力が抜けていいボールが行く』
『オフシーズンは1000球投げ込み』
『投げないと肩が軽い』

など野球界にはとにかくたくさん投げて
肩を作るという悪しき習慣が根強くあります。

そもそも人間の身体はボールを投げるようには
できていない
ので

限度を超せばかならず壊れます。
(この限度は人によって幅があります)

こういう精神性に重きを置くのは
軍隊などの考えから来ているのだろうとは

思うのですが
いまだに根強く残っていることが

不思議に思います。
たくさん投げることなどを美談とする

メディアもいけないと思うし
そこに疑問を感じない読者やファンにも問題はあります。

熱戦が続く高校野球地方予選。しかし気になるのは投手の投球数。投球過多を賛美する悪習慣はもうやめよう

この辺の思考を完全に変えないと
根本から変えていくのは難しいと思います。

なので新潟県の動きは
その議論が湧くはずなので

とてもいいことだと繰り返し
言います。

試合だけ投球制限をしても

具体的投球制限の話ですが
ぶっちゃけて言うと

『試合だけ制限してもあまり意味がない』
ということも言えます。

だって試合に至るまでに無差別に練習で
おそらく彼ら投げまくってますから。

投球練習だって
個人の塩梅もありますが、1球ですからね。

キャッチボールだって、バッティングピッチャーだって
そう、結局投げているんですから。

壊れる状況をジワジワ作り上げていくようなものです。

将来ある子を潰さないようにするには?

ということなので
やはり大事なことは指導者。

子供たちは監督から
『いけるか』

と聞かれれば
そりゃー試合に出れるし

ほぼ100%
『いけます』

と答えますでしょう。
やはり指導者が先を見て上げないといけない。

その指導者も前近代的な
指導をされている方もまだ多々います。

なので僕がおススメなのは
解剖学生理学などの基礎医学

あとはバイオメカニクス的なものの
指導の義務付け

こんなのを提案します。
これだけ知っているだけでも

おそらく生徒との接し方が変わりますし
練習方法も科学的裏付けなどがどうしても

必要なことがわかります。
精神性に根差したものも究極必要だとは思いますが

その配分を少し下げるといいいと思います。
精神性も何も壊してしまったらもう一貫の終わりですから。

治す立場にいるだけにそれは強く言いたいと
思います。治すのって大変なんです。

この新潟県の取り組み、高野連の今後の動き
注目です。


【1日1新】

特になし

キョウセイで全てが変わる

応急的なマッサージをくり返し結局それを繰り返している人は朗報です『ウナギ式背骨矯正法』で生活を根本から変えましょう!!

ABOUTこの記事をかいた人

『キョウセイですべてかわる』ウナギ式背骨矯正法で健康を取り戻します。 開業以来3300日更新のブログ。フランス人まで来院する国際的な整骨院。 10年目に入りましたが淡々と診療にあたっていきたいと思います。 アトピー整体、得意です