昨日、『大相撲トーナメント』を観てきました。
土俵の迫力、音、力士同士がぶつかる瞬間の重さ。
やはり生で観る相撲は別格です。
そして観ながら、職業病のように考えてしまいました。
「この安定感、どこから来ているんだろう?」
答えは、とてもシンプルでした。
――距骨です。
相撲は「距骨を極めた競技」
相撲の立ち合いを見てください。
・かかとは浮きすぎない
・つま先に寄りすぎない
・足裏全体で土俵を捉えている
このとき、足首の中心にある距骨が
脛骨と踵骨の間で、ちょうど良い位置に収まっています。
距骨は筋肉が直接付着しない骨。
だからこそ「鍛える骨」ではなく、
位置で安定を作る骨です。
相撲は、この距骨の使い方を
極限まで突き詰めた競技だと感じました。
土俵際で残れるかどうかは「距骨ロック」
土俵際でギリギリ残る力士。
あの瞬間、何が起きているか。
足首は軽く背屈し、
距骨が前方に滑り込み、
足首全体が楔(くさび)のようにロックされます。
これがいわゆる「距骨ロック」。
・膝で耐えない
・腰で踏ん張らない
・まず足首が安定する
だからこそ、
上半身に無駄な力が入らず、
最後の一歩が出せる。
距骨が不安定だと、
人は必ず膝や腰で代償します。
四股は最高レベルの距骨トレーニング
四股というと、
「脚を鍛える運動」と思われがちですが、
本質はそこではありません。
・距骨の上下の滑走
・内反・外反の微調整
・足裏感覚の再教育
つまり四股は
距骨の位置調整 × 神経トレーニング。
現代人が失いやすい
「足で立つ感覚」を、
力士は毎日取り戻しています。
力士はなぜ足首を痛めにくいのか
多くのスポーツでは
足首の捻挫が頻発します。
一方、力士は体重が重いにも関わらず、
足首の大きなトラブルは比較的少ない。
理由は明確です。
・裸足
・不整地の土俵
・距骨で常にバランス調整
靴やインソールに守られていないからこそ、
距骨周囲の感覚が非常に鋭い。
守られすぎると、感覚は鈍る。
これは足にも言えることです。
距骨サロンとしての結論
相撲を観て、改めて確信しました。
・安定は筋力ではなく「骨の位置」
・足首は末端ではなく「司令塔」
・距骨が整うと、全身が静かに強くなる
これは力士だけの話ではありません。
立ち仕事で足がつらい人
外反母趾が進行している人
膝や腰に違和感がある人
すべて、距骨から見直す価値があります。
相撲は、
人間の身体の使い方を
最も純粋な形で教えてくれる競技。
そう感じた一日でした。
🔗 距骨が気になる方へ
「最近、踏ん張りがきかない」
「立っているだけで疲れる」
そんな方は、
距骨の位置が崩れているサインかもしれません。
足元から、身体を整えていきましょう。





