夕方になると足がだるい。重い。むくむ。
この悩みは、実は“脚の筋肉疲労”よりも 足裏アーチの崩れが原因で起きていることが多いです。
足裏には
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内側アーチ
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外側アーチ
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横アーチ
の3つがあり、これらがバランスよく働くことで、身体を支えるクッションの役割を果たしています。
しかし、立ち仕事、ヒール、硬い靴、歩き方の癖などが重なると、アーチが徐々に潰れてしまいます。すると足裏の機能が落ち、本来なら分散されるはずの体重が一点に集中し、足はあっという間に疲れてしまうのです。
特に多いのは 内側アーチ(いわゆる土踏まず)が落ちるケース。
ここが落ちると足首が内側に倒れこみ、距骨という足の中心の骨が前方・内側へずれます。するとふくらはぎが常に張り、足の裏がつりやすくなり、夕方のだるさが加速します。
足のだるさを訴える方に共通するのは、
**「アーチの低下に気づいていない」**という点です。
足は毎日使うものなので、崩れが少しずつ進むと自覚しにくいまま症状だけ悪化していきます。
自宅でできるアーチのセルフケア
今日から簡単にできるものを3つ紹介します。
① タオルギャザー
足裏の筋肉(短趾屈筋・母趾外転筋など)をバランスよく使えるようにする基本のトレーニング。
② 足首の内側ストレッチ
すねの内側の筋肉を緩めると、足首の倒れ込みが改善。
③ 正しい靴のフィッティング
「かかとがしっかりホールドされているか」が最重要ポイント。
距骨調整で何が変わるのか
距骨は身体の土台となる骨。
ここが正しく戻ると、
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ふくらはぎの張りが軽減
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足のだるさが出にくくなる
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歩きやすくなる
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むくみが減る
という変化が期待できます。
実際、当サロンでも足のだるさで来た方が、アーチと距骨を整えるだけで翌週には歩行の軽さを実感するケースが多くあります。
「マッサージしても戻ってしまう」という人こそ、
“土台のアーチ”から見直してみるのが改善への近道です。





