■ 足が疲れやすいのは「体力がないから」ではない
40〜50代の女性から多い質問が
「歩くとすぐ足がパンパンになるんです…」
というご相談。
実はこれ、体力不足よりも“無意識のクセ”が原因のことがほとんどです。
今日は整体の現場でよく見る “やってしまいがちな3つの習慣” をまとめておきます。
① つま先重心になっている
自覚がなくても、立つときにつま先側に体重が乗りすぎる癖がある方は多いです。
- ふくらはぎが常に張る
- 足の裏が疲れやすい
- 外反母趾が進行しやすい
つま先重心だと 距骨が前にズレたままロックし、足首のクッション機能が消えるため、結果として“疲れやすい足”になります。
→ 対策:かかと6、つま先4の重心を意識
これだけでふくらはぎの負担がかなり軽くなります。
② 長時間の立ち仕事 × ヒールで距骨が潰れる
ヒールは足を美しく見せつつ、実は距骨に最も負荷がかかる靴です。
- かかとが上がる
- 前滑りして指が詰まる
- 足首が固定され距骨が自由に動かない
この状態が続くと、土踏まずが潰れ、足が常に疲れる構造になります。
→ 対策:ヒールとフラットシューズを1日で履き分ける
たったこれだけでも距骨周りの緊張が抜けやすくなります。
③ 歩き方が「距骨を押しつぶす」フォームになっている
歩くときに…
- 小指側が強く当たる
- 内股になっている
- 歩幅が極端に小さい
こうした歩行フォームは、地面からの力が素直に吸収されず、距骨が内側・前側に偏って疲れやすい足を作ります。
→ 対策:①つま先を正面に ②かかとから着地 ③足裏全体で抜ける
この3つを意識するだけで歩行の質がガラッと変わり、疲れが激減します。
■ まとめ:疲れやすい足は“直せるクセ”の積み重ね
今日お伝えした3つは、
どれも整体の現場で ほぼ全員に当てはまる“共通の疲れパターン” です。
- 立ち方
- 靴の選び方
- 歩き方
この3つを整えるだけで、疲れやすさは確実に変わります。
もし「自分はどれが当てはまるか分からない」という場合は、
距骨チェックを受けると原因が一発でわかります。





