
日々の施術の中で、足のトラブルを抱える方に共通して感じるのは「足のケアが後回しになっている」ということです。
足は全身を支える「土台」であり、健康の基本です。
今回は、足の健康を守るために今すぐやるべき3つのことをお伝えします。
1. 正しい靴を履く
まず大前提として、足に合わない靴は百害あって一利なしです。
• かかとがブカブカしている
• つま先が当たっている
• ヒールが高すぎる or ソールが薄すぎる
このような靴は、外反母趾、巻き爪、足底筋膜炎、浮き指などの原因になります。
今すぐやるべきこと:
• 自分の足のサイズを正確に測りましょう(できれば足長・足幅・足囲まで)
• クッション性のある靴を選びましょう
• かかとをしっかりホールドする靴を履きましょう
2. 足指を動かす習慣をつける
足指の機能が低下すると、バランス能力が落ち、転倒リスクが高まります。
また、血流も悪くなり、冷えやむくみの原因にも。
おすすめの簡単エクササイズ:
• グーチョキパー運動(足の指で握る・開く・パーにする)
• タオルギャザー(床に置いたタオルを足の指でたぐり寄せる)
• 足指ジャンケン
毎日3分でOK。寝る前の習慣にしてみてください。
3. 足裏のアーチを意識して歩く
足には「3つのアーチ(内側縦アーチ・外側縦アーチ・横アーチ)」があります。
このアーチが崩れると、衝撃吸収能力が落ちて膝や腰にまで負担が及びます。
今すぐ意識したい歩き方:
• かかと → 足の外側 → 母趾球(親指の付け根)で地面を押す
• 指で蹴るように前に進む
• 猫背にならず、背筋を伸ばす
まとめ
足の健康は、放っておくと取り返しがつかなくなることもあります。
痛みが出てからでは遅いので、**「予防」と「正しい使い方」**が何より大切です。
まずは靴を見直し、足指を動かす習慣をつけ、正しい歩き方を意識する。
この3つを今すぐ始めて、5年後・10年後も元気に歩ける身体をつくっていきましょう!