老人ホームに往診していた時の話です。
往診に行くといつも奇声を発する方いました。
スタッフはいつものことのようで
何事もなかったように仕事をこなします。
言語障害のある方なので何を言っているか
よくわからないときがあります。
しかしそういうものは慣れなので
何回か行っているとだいたい難なくコミュニケーションは
とれるようになります。
その奇声も僕が治療・リハビリををしているときは
おさまります。
その辺の事情をスタッフに話してみたところ
『奇声の原因はおそらくストレス。普段の奇声はおそらく
自分の伝えたいことが伝わらないイライラからくるものでは
ないでしょうか?先生と対峙している時にその奇声がおさまるのは
簡単な話で伝えたいことが伝わっているからではないでしょうか?』
と言われました。往診という1日の中のわずかな時間だけども
その方にとっては心地よい快適な時間を提供できているのかな
と思いました。
我々の仕事はたっぷり話を聞いて手を当てる。
極めてシンプルな行為です。
人を治す・治療をするということは
もっともっと単純明快でわかりやすいところに答えがあるのかもしれません。
日々、精進です。
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