距骨について発信を続けていると、
こんなふうに感じることがあります。
「すごく必要としてくれる人がいる一方で、
まったく響かない人もいる」
これは不思議でも失敗でもなく、
距骨というテーマの性質そのものだと思っています。
距骨は、
派手な変化を約束するものではありません。
- 一回で劇的に良くなる
- 誰にでも同じ結果が出る
- すぐに分かりやすい変化がある
そういったものを求めている人には、
正直あまり向いていません。
だから、
最初から届かない人がいる。
一方で、
距骨が必要な人というのは、
- 何度も同じ不調を繰り返している
- 原因がはっきりしない違和感を抱えている
- 「このままでいいのかな」と感じている
そんな感覚を、
どこかで持っている人です。
こういう人は、
距骨の話を聞いたときに、
「すぐ分からなくても、なぜか気になる」。
この“引っかかり”があるかどうかが、
大きな分かれ目です。
距骨は、
痛みそのものよりも、
身体の使い方や土台に目を向けます。
だから、
「ここが痛いから、ここを何とかしてほしい」
という明確な答えを求めている人には、
回りくどく感じられるかもしれません。
でも逆に、
「原因が一つじゃない気がする」
「長年の積み重ねだと思う」
そう感じている人には、
距骨の考え方は、
すっと入ってくることが多いです。
距骨が一気に広まらないのは、
説明が足りないからでも、
伝え方が悪いからでもありません。
必要なタイミングにいる人にしか、
必要な情報として認識されない。
それだけの話です。
だから、
無理に広げようとは思っていません。
分かる人にだけ分かればいい、
という意味ではなく、
今の自分に必要だと感じた人に、
ちゃんと届けばいい。
そう考えています。
距骨が必要な人には、
いずれ必ず届く。
早いか遅いかの違いはあっても、
必要な人は、
自分でそのタイミングを選んでやってきます。
それが、
これまで現場で見てきた、
正直な実感です。





