「寝つきが悪い」
「夜中に何度も目が覚める」
「寝ても疲れが取れない」
こうした睡眠の悩みを抱えている方は、とても多いです。
一般的には、ストレスや自律神経、脳の問題として語られることがほとんどでしょう。
ですが、臨床で体を見ていると、
意外な共通点があります。
それが、距骨の不安定さです。
距骨は「安心できるかどうか」を判断する骨
距骨は、足首の中心にあり、
体重と地面からの反力を最初に受け止める骨です。
特徴的なのは、
筋肉が直接つかないにもかかわらず、神経の影響を非常に強く受けるという点です。
距骨が不安定だったり、動きがロックされていると、
体は無意識にこう判断します。
「地面が安定していない」
「転ぶかもしれない」
この判断は意識とは関係なく、
防御反応として体に緊張を残します。
距骨が不安定だと、体は休めない
距骨が不安定な状態では、
-
足首に常に力が入る
-
体の重心が上がる
-
呼吸が浅くなる
こうした状態が続きます。
このとき、体は
**完全に“警戒モード”**に入っています。
警戒モードでは、
副交感神経に切り替わりにくく、
布団に入っても体は「休んでいい」と判断できません。
その結果、
-
寝つきが悪い
-
夜中に目が覚める
-
眠りが浅い
といった状態が起こります。
距骨が安定すると起きる変化
距骨が本来の位置と動きを取り戻すと、
足底からの情報が正常化します。
すると体は、
-
地面を信用できる
-
立たなくていい
-
力を抜いていい
と判断するようになります。
その結果、
-
呼吸が自然に深くなる
-
首・肩・顎の緊張が抜ける
-
自律神経が切り替わりやすくなる
こうした変化が連鎖的に起こり、
睡眠の質が安定していきます。
実際、距骨の調整後に
「眠りが深くなった」
「夜中に起きなくなった」
と話される方は少なくありません。
睡眠の問題=脳だけの問題ではない
睡眠の不調というと、
どうしても「脳」や「メンタル」に目が向きがちです。
しかし、
体が安心できる土台がなければ、脳も休めません。
距骨は、
「安心して立つ」だけでなく、
「安心して眠る」ための土台でもあります。
まとめ
距骨が安定すると、
体は初めてこう判断します。
「もう頑張らなくていい」
「眠っていい」
睡眠に悩みがある方ほど、
枕や寝具を変える前に、
足元を見直す価値があります。






