「水分を摂りすぎたわけでもないのに、足がずっと重い」
「マッサージしても夜には元通り…」
40〜50代の女性にとても多い相談ですが、実はこの年代に“ある共通点”が出始めます。
それが 足首の微妙なねじれ(アライメント不良) です。
むくみは「水が溜まる」だけで起きるわけではありません。
筋肉のポンプ作用・関節の角度・足裏の硬さなど、複数の原因が重なっています。
ここでは距骨調整の専門家として、むくみが取れない人の特徴をシンプルに解説します。
なぜ40〜50代は“むくみやすく・戻りにくい”のか?
① 足首のねじれが蓄積している
ヒール・パンプス・サンダルなど、長年の歩き方のクセにより、
足首(距骨周り)が外側へ少しずつ倒れ、ふくらはぎのポンプ機能が低下します。
- 足首が内側へ倒れる
- ふくらはぎの筋肉が正しく使われない
- 下から上への“戻し”が弱くなる
→ むくみが慢性化しやすい
特に“夕方のむくみ”が強い方はこのタイプ。
② 足裏が硬く、バネがなくなっている
足裏の皮膚・筋膜が硬くなると、
本来の「着地→蹴り出し」の衝撃吸収ができません。
その結果、
- ふくらはぎに負担
- 冷えやだるさ
- 血流の停滞
などが起こり、むくみが取れにくくなります。
40〜50代で保湿不足が続くと、足裏の硬さは一気に進みます。
(ヘパリン類似物質や亜鉛華が役立つのはこの理由です)
③ 座り姿勢が長くなる
仕事や家事で座る時間が増えると、
太ももの付け根や膝裏が圧迫され、リンパの流れが落ちます。
- デスクワーク
- 車の運転
- スマホ時間の増加
これらもむくみの大きな原因。
しかも座っている間は足首を動かさないので、ポンプ作用がほぼ停止します。
④ 運動量は変わらないのに代謝は“確実に”落ちている
40代以降は誰でも基礎代謝が下がり、
同じ生活をしていても脚に“戻りにくさ”が出てきます。
- 「昔はむくまなかったのに」
- 「最近、夕方がつらい」
というのは自然な変化ですが、
放置するとふくらはぎの張りや静脈瘤のリスクも高まります。
むくみが取れない人の共通点
まとめると、以下の4つが揃うほどむくみは強くなります。
- 足首のねじれ(距骨周りの歪み)
- 足裏の硬さ・乾燥
- 座り時間の長さ
- 代謝の低下
特に①の「足首のねじれ」は自力では矯正が難しく、
“むくみや冷えがずっと治らない”人のほぼ全員に見られます。
では、どうやって改善するのか?
① 足首(距骨)の角度を整える
むくみ改善の最短ルートです。
足首が正しい位置に戻れば、ふくらはぎの働きが一気に回復します。
距骨サロンでは、この「足首の戻し」を専門にしています。
② 足裏の柔らかさを取り戻す
保湿×ほぐしの両方が必要。
- 亜鉛華(10%)
- ヘパリン類似物質
- 温める
- 足指のストレッチ
足裏が柔らかくなると、歩くたびに自然とポンプが働きやすくなります。
③ ふくらはぎを“揉むより動かす”
むくみの根本は「流す力」の不足。
揉むだけでなく、以下が重要です。
- 足首回し
- かかと上げ
- つま先立ちでの静止
- 歩く量を少し増やす
むくみは“体質”ではなく“環境”で変わる
むくみは遺伝や体質ではなく、
日々の姿勢・歩き方・足の状態で大きく変わります。
特に40〜50代は“むくみやすく戻りにくい時期”。
逆に言えば、ここでケアを始めれば、一番変わりやすい時期でもあります。





