長らく続く腰痛、足まで診て
腰痛がなかなか治らない…そんな悩みを抱えている人は多いのではないでしょうか? 特に「整体やマッサージに通っても改善しない」「腰だけ治療してもすぐにぶり返す」という場合、もしかすると原因は腰ではなく、足にあるかもしれません。
1. 腰痛と足の関係とは?
腰痛というと、腰椎や筋肉に原因があると思われがちですが、実は足のバランスや使い方が影響していることが少なくありません。
① 足のアーチの崩れが腰に負担をかける
足の裏には、体重を分散するための「アーチ構造」があります。このアーチが崩れると、足元の衝撃をうまく吸収できず、負担が膝・腰へと広がるのです。
- 偏平足(アーチが低すぎる)→ 衝撃を吸収できず腰に負担
- ハイアーチ(アーチが高すぎる)→ 体のバランスが崩れ、腰にストレス
② 歩き方・立ち方のクセが腰に影響
歩き方が乱れていると、腰の筋肉に過剰な負担がかかります。
- 片足重心がクセになっている → 骨盤の歪みを引き起こす
- 内股やガニ股 → 腰椎の負担が増え、慢性的な腰痛の原因に
③ 足首の硬さが全身の歪みを生む
足首の柔軟性が失われると、歩くときにうまく力を伝えられず、
- 太ももやふくらはぎの筋肉が緊張しやすい
- 骨盤が前後に傾きやすく、腰痛を引き起こす
2. 足をチェックする方法
腰痛が長引いている人は、まず自分の足の状態をチェックしてみましょう。
✅ 靴のすり減り方を確認
- 外側ばかりすり減る → O脚気味で腰に負担がかかりやすい
- 内側がすり減る → X脚気味で膝・腰に影響が出やすい
✅ 片足立ちがぐらつくかチェック
- 10秒以上キープできない → 足の筋力やバランス感覚が低下している可能性
✅ 足首を回してみる
- スムーズに回らない・痛みを感じる → 足首が硬く、腰に負担がかかりやすい
3. 腰痛改善のために足からアプローチ
① インソールを活用する
足のバランスを整えるインソールを使うことで、腰への負担を軽減できます。
② ストレッチを取り入れる
- 足首を回すストレッチ → 下半身の柔軟性UP
- ふくらはぎ・太もも裏のストレッチ → 骨盤のバランスを整える
③ 歩き方を見直す
- つま先をまっすぐ前に向ける
- かかとから着地し、足裏全体でしっかり踏みしめる
4. まとめ:腰痛改善には足のチェックが欠かせない
腰痛が長引いている場合、「腰そのもの」だけに注目するのではなく、足の状態までしっかり診ることが大切です。
もし慢性的な腰痛に悩んでいるなら、一度自分の足の状態をチェックし、必要な対策を取り入れてみてください。
腰だけでなく、足元から健康を整えましょう!