月末の集計をしていると、数字はいつも正直だ。
どれだけ忙しくても、サボっても、努力しても、数字はすべてを映す。
嘘をつかないという意味では、数字ほど信頼できるものはない。
しかし、数字は「何をしたか」は教えてくれても、「どう生きたか」までは語らない。
たとえば同じ100万円という結果でも、
必死に新規集客を工夫して掴み取った100万円と、
リピート率を高めて自然に積み上がった100万円では意味がまるで違う。
そこには“プロセスの熱量”がある。
経営者の仕事は、その熱量を見抜き、数字の裏にある物語を拾い上げることだと思う。
単に「売上が上がった・下がった」ではなく、
誰がどんな工夫をし、どんな壁を越えたかを数字に込めていく。
そうして初めて、数字が“生きた言葉”になる。
数字は冷たいようで、実はとても温かい。
そこには、仲間の汗、努力、そして信頼が積み重なっている。
経営とは、数字で描く人間ドラマだ。
だから僕はこれからも、数字と人、両方を見つめ続けていきたい。


 
	        		             
	        		             
	        		             
	        		             
	        		             
	        		             
	        		             
	        		            


