足は「体の土台」
腰痛や肩こりで悩む方は多いですが、実はその原因が「足」にあることをご存知でしょうか?
人間の体を家に例えるなら、足は「基礎」。基礎が歪んでいれば、いくら上の構造を直してもまた崩れてしまいます。
ウィンドラス機構とは?
歩行やランニングの際に、足底腱膜(足裏にある強靭な膜)がピンと張り、土踏まずのアーチを持ち上げる仕組みを ウィンドラス機構 と呼びます。
母趾(親指)が反ると腱膜が巻き上げられ、アーチが強化されて足が硬い「てこ」のようになり、効率的に地面を蹴れるのです。
もしこの機構がうまく働かなければ…
- アーチが潰れて衝撃を吸収できない
- 足全体が不安定になり、膝や腰に負担がかかる
- 歩くだけで疲れやすくなる
という悪循環が起こります。
足を軽視するとどうなる?
- 膝・腰の痛みにつながる
アーチが落ちると、膝の内側や腰椎へのストレスが増えます。 - 姿勢が崩れる
足が不安定なままでは、体がバランスを取ろうとして猫背や反り腰に。 - スポーツパフォーマンスの低下
推進力が弱まり、ランニングやゴルフで力を発揮できません。 - 高齢者では転倒リスク増
土台が弱ると、踏ん張りが効かず転びやすくなります。
日常生活との関係
- 立ち仕事やヒールで足が悲鳴を上げ、全身の疲労やむくみに直結。
- 子どもの姿勢不良も実は足元の崩れが原因であることが少なくありません。
- シニア世代では足をケアすることが「健康寿命」に直結します。
足から全身を変える
「肩こりだから肩を揉む」「腰痛だから腰を治す」という考え方では根本解決にならないことがあります。
足を整える=体全体を整える第一歩。
健康も、美しい姿勢も、スポーツのパフォーマンスも、すべて足から始まります。
まとめ
- 足は家の「土台」
- ウィンドラス機構が足のアーチを支え、全身を守っている
- 足を整えることで、腰痛・肩こり・疲労感・転倒リスクまで予防できる
👉 あなたの体の不調、そのスタート地点は「足」かもしれません。
まずは足元から、しっかり見直してみましょう。