
春は暖かくなり、体を動かしたくなる季節。しかし、実はこの時期、「腰痛」が増えるタイミングでもあります。
特にゴールデンウィーク前後は、普段とは違う動きや長時間の移動、慣れない家事などが増えるため、急な腰痛を訴えて来院される方が多いのです。
では、なぜ春に腰痛が増えるのでしょうか?そして、どんなことに気をつければよいのでしょうか?
【春に腰痛が増える3つの理由】
1. 気温差による筋肉の緊張
春は朝晩の冷え込みと日中の暖かさの差が大きく、自律神経が乱れやすくなります。これにより筋肉が無意識に緊張し、腰周りが固くなりやすくなります。
2. 冬の運動不足からの急な活動増加
冬にあまり動かなかった体で、いきなり花見や旅行、片付けなどに取りかかると、筋肉や関節に急な負荷がかかり、腰痛の原因になります。
3. 生活環境の変化によるストレス
春は進学、就職、異動など、生活の変化が多い季節。ストレスが体の緊張を生み、それが腰の不調につながることもあります。
【腰痛予防のために今できる5つのこと】
1. 毎朝軽くストレッチをする
特に「もも裏(ハムストリングス)」や「お尻(大臀筋)」をゆっくり伸ばすと、腰の負担が軽減されます。
2. 気温に合わせた服装で体を冷やさない
薄着になる時期ですが、特に朝夕は腰まわりを冷やさないよう、腹巻きやカイロの使用もおすすめです。
3. 長時間の運転や座りっぱなしを避ける
連休中のドライブや旅行では、1〜2時間に一度は立ち上がり、腰を伸ばす時間を取りましょう。
4. 荷物は「体の近く」で持つ
旅行バッグや買い物袋など、重いものを持つ時は体に近づけて持つことで腰への負担を軽減できます。
5. 違和感を感じたら早めに対処を
「ちょっと痛いかも?」と感じた段階でケアを始めることが、悪化を防ぐ一番の方法です。
【まとめ:腰痛は“予防”が第一】
春は行事も多く、気分が上がる季節。せっかくの連休を腰痛で寝て過ごす…なんてことにならないように、日頃のケアとちょっとした意識がとても大切です。
違和感や不安を感じたら、無理せず専門家に相談するのもおすすめです。整体などで定期的に体のバランスを整えることで、腰痛の予防にもつながります。
あなたの春が、元気に軽やかに過ごせますように!