はじめに:なぜ歩行が大事なのか?
私たちは1日に平均5,000〜7,000歩ほど歩いています。
しかし、**「正しく歩けている人は意外と少ない」**ことをご存じでしょうか?
歩行は単なる移動手段ではなく、
- 足腰の筋力維持
- 血流改善やむくみ予防
- 姿勢改善や腰痛予防
など、全身の健康を支える重要な運動です。
そして、**歩行の質を決める大きなポイントが「距骨」**にあります。
距骨とは?
距骨(きょこつ)は足首のちょうど中心にある小さな骨で、
**「足と全身をつなぐ唯一の骨」**です。
- **膝や股関節、背骨と連動する“司令塔”**の役割
- 足首の角度や重心移動を調整する要
つまり、距骨の動きが悪くなると、全身のバランスが崩れ、歩行が不安定になってしまいます。
距骨と歩行の関係
✅ 1. 距骨の位置が歩行リズムを作る
歩くとき、かかとから着地して、つま先で蹴り出すまでの間に、距骨が微妙に前後・回旋して動きます。
この距骨の動きがスムーズでないと、
- 歩幅が小さくなる
- 脚が重く感じる
- 膝や股関節に負担がかかる
といった問題が起こります。
✅ 2. 距骨の歪みは姿勢にも影響する
距骨が前方にズレる「距骨下がり」が起こると、重心が前のめりになりやすく、
- 猫背や反り腰になりやすい
- 腰痛や膝痛が出やすい
など、歩行だけでなく姿勢全体にも悪影響を及ぼします。
距骨を整えると歩行はどう変わる?
距骨の可動性が回復すると、
- 歩幅が自然に大きくなる
- 軽い力でスムーズに前へ進める
- 足のむくみやだるさが軽減する
- 長時間歩いても疲れにくくなる
といった変化が出ます。
「最近、歩くのが億劫になった」という方ほど、距骨調整で劇的に変わることがあります。
今日からできる距骨ケアのポイント
- 足首をやさしく回す(内外方向に各10回程度)
- ふくらはぎのストレッチ(膝を伸ばしてかかとを押し出す)
- 正しい靴選びかかとがしっかり固定される靴
- クッション性よりも足裏が安定する靴を選ぶ
まとめ
歩行は「量」だけでなく「質」が大切です。
距骨を整えることで、歩行がスムーズになり、全身の健康状態まで変わります。
「最近、歩くとすぐ疲れる」「足がだるい」という方は、距骨を意識したケアや専門家による調整を検討してみてください。