「長く歩くと足がだるい」
「夕方になると足が重くなる」
「休んでも疲れが抜けない」
このような足のだるさを感じると、
多くの方はまず “筋力が足りないのかな…” と考えます。
ですが実は、足のだるさの多くは
筋力不足が直接の原因ではありません。
本当の原因は、
足のアーチ構造(=土踏まず)が崩れていることがほとんどです。
アーチが崩れるとは?
足は本来、**衝撃を吸収するための「アーチ構造」**を持っています。
ちょうど、建築の「橋桁(アーチ状)」と同じです。
しかし、
- ヒールや先細の靴
- 長時間の立ち仕事
- 歩き方のクセ
- 加齢による筋バランスの変化
これらが積み重なることで、
アーチが徐々に潰れていきます。
アーチが潰れると何が起きる?
アーチが崩れると、
足の裏にある本来「クッション」になる部分が働かなくなり、
代わりに
ふくらはぎや太ももが過剰に頑張る状態になります。
アーチが潰れる
↓
衝撃吸収ができない
↓
ふくらはぎが代わりに頑張る
↓
血流が悪くなり、だるさ・重さ・むくみが起きる
つまり、
足がだるいのは「頑張りすぎているから」起きている現象なんです。
“歩けば鍛えられる”は半分正解・半分不正解
「歩きなさい」と言われることが多いですが、
アーチが潰れた状態で歩いても、疲労が増えるだけです。
大切なのは、
「歩く量」より「足の使い方」。
土台(アーチ)が整っていると、
同じ距離を歩いても疲れにくくなります。
ではどうすれば良いか?
ポイントは “距骨(きょこつ)” と呼ばれる、
足首の中心にある骨の向きを正すこと。
距骨は、
足のアーチと重心バランスの“要(かなめ)”です。
- 距骨が内側に倒れる → アーチが潰れる
- 距骨が立ち直る → アーチが自然と戻り、ふくらはぎの負担が抜ける
だから、
根本改善には、まず距骨の傾きを整えることが必要です。
自宅でできる簡単ケア
ここでは一つだけ。
「かかと立ち」チェック
- 靴を脱いで立つ
- かかとを軽く外へ開く
- 足裏のどこに体重が乗っているか感じる
→ 親指側ばかりに乗っていた人は
すでにアーチが潰れやすい状態です。
終わりに
足がだるいのは、
年齢のせいでも、やる気の問題でもありません。
“足の構造がうまく働いていないだけ。”
土台が整えば、
歩くことはもっとラクになります。
「歩くと足が疲れるのは当たり前」
そんなふうに思わなくて大丈夫です。
必要なのは、
“足を鍛える”ではなく “足を戻す” こと。
当サロンでは、距骨の向きを整え、
アーチを再構築する施術を行っています。
お気軽にご相談ください。





