
はじめに:「肩こり」「猫背」「呼吸が浅い」…上半身に出る不調は“結果”かもしれない
* 肩こりがひどい
* 首がいつも重だるい
* 猫背が気になる
* 呼吸が浅くて疲れやすい
こうした「上半身の悩み」は、実は多くの人が抱える現代病です。
ですが、それらの不調に\*\*“根本的な対処”ができている人はごくわずか\*\*。
その理由はとてもシンプル。
> 不調の「原因」が、もっと下にあるからです。
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## 結論:上半身の問題の多くは“土台”にある
人間の体は積み木のように重なり合って構成されています。
つまり、下(=足元・骨盤・体幹)が安定していなければ、上(=肩・首・背中)は自然とバランスを崩します。
あなたのその肩こり、もしかしたら…
* 足首の硬さ
* 距骨のズレ
* 骨盤の傾き
* 呼吸に関わる横隔膜の使い方の誤り
こうした「土台の不安定さ」から始まっている可能性が高いのです。
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## 体の“土台”とはどこを指すのか?
### ① 足首・足底(特に距骨)
足部は体のすべてを支える場所。
ここにアーチの崩れやねじれがあると、上半身は自然と「かばう姿勢」になり負担が増えます。
### ② 骨盤
骨盤が前傾・後傾していると背骨のカーブが崩れ、猫背やストレートネックへつながります。
### ③ 呼吸の土台=横隔膜
姿勢が崩れると呼吸も浅くなり、胸郭(肋骨周り)の動きが硬くなります。
これは「肩が上がる呼吸」=肩こりを招く大きな原因です。
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## 上半身を“攻める”より、まず“支える”を整える
上半身のマッサージやストレッチだけでは、あくまで「対症療法」です。
本当に必要なのは、以下の順番でアプローチすることです。
1. **足元(距骨・足首)の可動域を取り戻す**
2. **骨盤の位置を整える**
3. **正しい呼吸(腹式+肋骨の広がり)を再学習する**
4. **そのうえで上半身の動き・筋力を再構築**
この流れを踏めば、**上半身の不調が“勝手に”改善していくのを感じるはず**です。
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## まとめ:「問題がある場所」と「原因がある場所」は違う
* 肩が凝るからといって、肩だけに注目しない
* 首が痛いからといって、首だけを動かさない
* 背中が張るからといって、背中だけを緩めない
「症状が出ている場所」と「原因がある場所」は、ほとんどの場合ずれています。
体のトラブルに対して、本当に根本から向き合いたい方こそ──
> まずは“土台”である足元と骨盤から、整えてみてください。
あなたの上半身は、それにきっと応えてくれます。
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