整体を教える側に立つと、いつも自分が指導を受けていた頃の感覚を忘れてしまうことがよくあります。他人に指導する中で、自分がレッスンを受けていた頃の迷いや誠実な疑問は、減っていくのかもしれません。
なぜ指導者になると感覚を忘れるのか
- 経験値の違い
- 自分が始めたころのことを忘れるにつれ、初心者の気持ちを想像しにくくなる。
- 指導に意識が向く
- どう教えればわかりやすいかを考える中で、学んでいた頃の誠実な疑問を忘れてしまう。
- 体の感覚が変わる
- 技術が向上するにつれ、カラダの効きは自然になり、初心者の成功体験を想像しにくくなる。
初心者の視点を忘れないために
- 自分の学びのメモを見返す
- 過去に読んだノートや、成長過程を振り返る。
- 学ぶ立場を体験する
- 他の教室で新しい技術を学ぶ。受ける側を体験し相手の気持ちを理解する。
- 他人の反復を気をつけて見る
- レッスンを聞いて、他人がどこで迷っているかを確認する。
- メンターを持つ
- 指導をする時に、自分も成長していることを意識して、学び続ける事が大事です。
教えることは学ぶこと。指導をしながら、いま一度、自分の学びを振り返ってみましょう。