受診をためらう理由として、とても多いのが
**「自費診療って高いですよね?」**という不安です。
これは、感覚としてまったく間違っていません。
ただし――
短期の金額だけを見て判断すると、結果的に一番高くつく
というケースが、足のトラブルでは本当に多いのです。
外反母趾が「手術」になった場合のリアルな現実
外反母趾は、初期のうちは
「ちょっと当たる」「たまに痛い」
程度で済んでいることがほとんどです。
ところが放置すると、
・変形が進行する
・親指以外の指にも負担がかかる
・歩き方そのものが崩れる
そして最終的に、
**「手術しか選択肢がない状態」**になります。
実際、外反母趾手術では
・手術費用(保険適用でも)
→ 自己負担 10〜20万円前後(片足です!)
・検査、装具、通院、リハビリ
→ 数万円〜10万円以上
・術後の安静・通院
→ 仕事を休む、外出制限、生活の制約
さらに見落とされがちですが、
・可動域が完全に戻らない
・違和感や痛みが残る
・反対側の足や膝・腰に負担が出る
というケースも、決して珍しくありません。
手術=完全解決
ではない、というのが現実です。
自費診療は「高い」のではなく「前倒し」
一方で、不調が軽いうちに
自費診療でケアを始めた場合はどうか。
・1回 数千円〜1万円台
・数回〜一定期間で方向性が決まる
・生活や仕事を止めずに対応できる
ここで重要なのは、
これは無駄なお金を払っているわけではないという点です。
将来、
手術・長期通院・生活制限という形で
必ず支払うことになるコストを、先に小さく払っている
それだけの違いです。
来ないことで発生する「見えない経済損失」
本当に大きな損失は、
実は医療費そのものではありません。
・歩くのが億劫になる
・靴選びが極端に制限される
・旅行や外出を避けるようになる
・疲れやすく、仕事の集中力が落ちる
これらはすべて、
生活の質(QOL)の低下です。
数字に換算しづらいですが、
人生全体で見れば、
この損失が一番大きい。
現場で何百人も見てきて、はっきり言えること
これは理屈ではなく、事実です。
・早く来た人ほど
→ 短期間・低コスト・回復が早い
・我慢した人ほど
→ 長期化・選択肢が減る・結果的に高額
「様子を見る」という選択が、
一番高くつくことがある。
足の不調は、そういう特徴を持っています。
判断基準は「今いくらか」ではない
自費診療を受けるかどうかの基準は、
目の前の金額ではありません。
・このまま放置したらどうなるか
・5年後、10年後も歩けているか
・選択肢が残っている今、動くべきか
その視点で考えたとき、
早めの受診は
**浪費ではなく、明確な“投資”**になります。
迷っている時間こそが、いちばん高い
「もう少し考えてから」
「落ち着いたら行こう」
その時間の間にも、
足は毎日あなたの体を支え続けています。
もし今、
自費診療が高いかどうかで迷っているなら。
一度、
**「来なかった場合の総額」**を
考えてみてください。
足にいいこと、体にいいことを。
それは、早めに確認することから始まります。





