交通事故の患者さんはクーラーを使うこの時期
しびれなどのムチ打ちの症状が
強く出たりと大変な日々であること
お察しいたします。
ムチウチの症状は多岐にわたり
かつ低気圧や台風のような
気圧の変化を受けやすいので
症状にムラがあります。
今日はいいけど
昨日は最悪だった。
このような経過をたどり
本当に少しずつですが
症状は薄皮を剥ぐように
良くなっていきます。
ところで交通事故では治療回数や期間に
応じて『慰謝料』がもらえることを
ご存知でしょうか?
この慰謝料のことを全く知らずに
治療をするのとしないのでは
全く状況が変わってきてしまいます。
あくまでも今出ている症状を治すということが
自賠責保険内の範疇でのお話ですが
慰謝料のことについて考えていきます。
1回の治療ごとに¥4200
これが基本になります。
しかし以下のような計算式があります。
回数か期間か?
計算方法は次のようになります。
実通院日数を2倍したものと、治療期間を比べてどちらか少ない日数が適用されます。
自賠責保険の計算基準は法律で決まっています
・実通院日数(回数)×2
・治療期間
上記いずれかの少ない方に4,200円をかけて計算します。
実際に計算してみます。
(例)治療期間92日、実通院日数70日
70×2>92 となりますので、「実通院日数の2倍である92日」を採用。
92×4200=¥386400となります。
こちらだと簡易的に計算できます。
http://kawac.me/cgi-bin/jibai/jibai7.cgi
過失割合が10-0でない場合はここから差し引かれる
被害者の非が0なら問題はないのですが
9-1・8-2などといった場合があります。
この場合の数字の少ないほうが被害者も負担しないと
いけませんので
例えば治療費等が総額50万かかった場合は
(過失割合が9-1の場合)
1割である5万円は負担しないといけません。
この5万円は慰謝料から差し引かれるので
支払いに行ったりする必要はありません。
大事なことは症状を取ること
これ以外ありません。
慰謝料というのはあくまでも
そういうものがある。程度にとどめておくのが
いいとおもいます。
保険会社もそのへんはシビアに見ていますし・・
とにかく一刻も症状を取るためには
こまめに通う!それしかありません。
夏の自動車事故は多くなっているようですので
ドライバーの方くれぐれも気をつけて
ください。