膝が「ポキポキ鳴る」のは大丈夫?
「うちの子、膝を曲げるとポキポキ音がするんです」
整体院や整形外科でよく聞かれる相談です。
成長期の子どもでは一時的な関節音もありますが、中には 「円盤状半月(えんばんじょうはんげつ)」 という先天的な特徴が隠れていることがあります。
円盤状半月とは?
膝の中には、骨と骨の間でクッションの役割をする 半月板 があります。
通常は「三日月形」ですが、円盤状半月では 半月板が円盤のように大きく広がっている のが特徴です。
- 外側の半月板に多い
- 小学生〜中学生で見つかることが多い
- 無症状の場合もあるが、膝の音やひっかかり感につながりやすい
よくある症状
- 膝のクリック音(ポキッ・コキッと鳴る)
- 膝がひっかかる感じ(ロッキング)
- 膝の腫れや痛み
- 曲げ伸ばしがスムーズにいかない
「ただの成長痛かな?」と思って放置すると、半月板に傷がつき、将来的に膝トラブルの原因となることもあります。
膝だけじゃない!距骨との深い関係
ここで見落とされがちなのが、**足首の骨=距骨(きょこつ)**の存在です。
- 距骨が内外に傾くと → 脛骨や大腿骨の軸がずれ → 膝関節に余計な負担がかかる
- 円盤状半月を持っていると、もともと膝のクッションが不安定 → 足首の歪みの影響をダイレクトに受けやすい
つまり、膝の不調をケアするには「膝だけ」ではなく、足首(距骨)の安定性を整えることが重要なのです。
ケアの方法
医療機関での対応
- 無症状なら経過観察
- 症状が強ければ 関節鏡手術で部分的に半月板を整える
整体でできるサポート
- 足首(距骨)のバランス調整
- 膝周囲の筋肉の緊張を緩めて負担を減らす
- 正しい歩行・姿勢の指導
これらを組み合わせることで、膝の症状悪化を防ぎ、より快適な動きをサポートできます。
まとめ
- 子どもの膝の「ポキポキ音」、ただの成長痛ではなく 円盤状半月 の可能性もある
- 放置すると膝のトラブルに発展するリスクあり
- 膝だけでなく、距骨(足首)の歪みを整えることが予防・改善のカギ
👉 膝の音や違和感が続く場合は、まずは整形外科で検査を。
そして、膝に負担をかけない体づくりのために、整体で距骨から整えるケアを取り入れるのがおすすめです。