はじめに:扁平足は“戻せる”のか?
「扁平足になってしまった足は元に戻るんですか?」
整体や距骨調整の現場でもよくいただく質問です。結論からいうと、子どもと大人では答えが違います。
- 子どもの場合:成長過程で骨や靭帯が柔らかいため、改善しやすい
- 大人の場合:完全に元のアーチに戻すのは難しいが、筋肉や関節の調整で“機能的に正常な足”に近づけることは可能
放置すると膝や腰のトラブルにつながるため、早めのケアが大切です。
なぜ扁平足になるのか?
扁平足は足裏のアーチ構造が崩れる状態です。原因は以下のように分けられます。
- ✅ 先天性・成長過程の影響
- ✅ 筋力低下(特に後脛骨筋・足底筋群)
- ✅ 体重増加や立ち仕事などの負担
- ✅ 合わない靴やヒールの習慣
- ✅ 加齢による靭帯のゆるみ
扁平足は放置するとどうなる?
- 足が疲れやすい・むくみやすい
- 外反母趾・膝痛・腰痛のリスクが上がる
- 歩行バランスが崩れ、転びやすくなる
単に「足が疲れやすい」だけでなく、全身の不調につながるのが怖いポイントです。
“戻せる足”にするための改善法
完全に元のアーチに戻らなくても、「使える足」に変えることは十分可能です。ポイントは3つ。
✅ ① 筋肉を鍛える
- タオルギャザーやタオルを足指でつかむ運動
- かかと上げ・片足立ちで後脛骨筋を強化
✅ ② 足首・距骨の動きを整える
- 距骨調整や整体で関節可動域を正常化
- 足首の硬さが取れると、アーチが“戻りやすい状態”に
✅ ③ 正しい靴・インソールを選ぶ
- 土踏まずをサポートするインソール
- ヒールや硬すぎる靴は避ける
まとめ:早めにケアすれば“未来の足”は変えられる
扁平足自体は「病気」ではありませんが、放置すると膝・腰の痛みや歩行障害につながることもあります。
大人でも、筋肉と関節を整えることで、見た目も機能も改善できる可能性が高いです。