技術職は「数がものを言う」世界
整体や接骨や距骨の現場は、結局のところ数をこなした経験が技術を育てる世界です。
患者さんごとに違う体・症状・会話に触れるほど、施術の引き出しは広がります。
だからこそ院長としては、若手に「もっと現場に立って欲しい」「経験を積んで欲しい」と願うものです。
それなのに今の20代はまず「休みはありますか?」とまず条件を確認してくる。
ここにどうしても釈然としない感覚が残ります。
釈然としないままだと嫌なので
少し整理していきます
このモヤモヤの正体は?
- 価値観のギャップ
院長世代:経験=財産
20代世代:休み=財産
このずれが、納得できない気持ちを生む。 - 期待と現実の差
「もっと伸びてほしい」という期待に対して、本人は「安定して働ければいい」という現実。
この差がもどかしさにつながる。
消化するための3つの視点
① 「価値観は多様」と受け入れる
- 全員が院長や独立を目指すわけではない
- 休みを重視する人は「安定志向の補助的な人材」と位置づける
→ 役割を整理することで気持ちが軽くなります。
② 「成果が差をつける仕組み」を作る
- 経験を積んだ人 → 成果が出る → 評価・報酬も上がる
- 休み優先で経験が少ない人 → 成長は緩やか → 評価もそれなり
→ 経営者が無理に納得させる必要はなく、仕組みに任せれば差は自然に表れます。
③ 「見極めの材料」と考える
- 「休み優先型」=安定枠
- 「経験優先型」=リーダー候補
釈然としない気持ちを「人材を選別するフィルター」と考えれば、経営判断に役立ちます。
まとめ
若手スタッフの「休み重視」は、院長世代からすると釈然としないかもしれません。
でも、
- 価値観の違いを受け入れる
- 仕組みで差をつける
- 人材見極めの材料にする
この3つを意識すれば、感情を無理に押さえ込む必要はなくなります。
むしろ、経営者としてスタッフを「どう配置するか」の判断軸に変えられるのです。