
はじめに:走れば走るほど「足首まわり」が気になっていませんか?
- 「走ってると足首が詰まる感じがする」
- 「シューズを替えても、なんだか膝にくる…」
- 「フォームを直しても違和感が消えない」
そんな悩みを持つ皇居ランナーの方へ。
実は、走るうえでカギとなる“ある骨”の存在をご存じでしょうか?
それが「距骨(きょこつ)」です。
距骨は、足首の中心にある小さな骨でありながら、走る動きの要。
ランナーにとって最も重要と言っても過言ではないポジションです。
にもかかわらず、なぜまだ「距骨ケア」は一般的に広がっていないのでしょうか?
距骨とランナーの関係とは?
まず前提として──
✅ 距骨は「足の関節の司令塔」
- ふくらはぎ(下腿)と踵(かかと)をつなぐ関節の中に位置し
- 走る・止まる・曲げる・踏み込むといった足首の可動域を決定
- 足のアライメント(軸のブレ)や衝撃吸収性にも関与
つまり、距骨の動きが悪い=すべてのフォームに影響するのです。
なのに、なぜまだ知られていないのか?5つの理由
① 解剖学的に「筋肉が付いていない」から注目されにくい
距骨は筋肉が付着しない珍しい骨です。
そのため、筋トレやストレッチで“直接アプローチしにくく”、
スポーツ系の情報に出てきづらい存在となっています。
② マッサージや整体でも「盲点」になりやすい
一般的なケアやリラクゼーションでは、ふくらはぎ・足裏・アキレス腱など“触りやすい部位”に集中しがち。
距骨の微細な位置調整や角度のリセットには専門技術が必要なため、広がりづらいのが現状です。
③ 即効性が「地味」に見える
距骨調整は、派手に音が鳴ったり、すぐに1cm変化が見えるようなインパクトが少ないです。
ですが、「ラン後の疲労感が軽減した」
「膝のブレが減った」
など、積み重ね型の変化が特徴です。これは初心者には気づきにくい変化でもあります。
④ 情報が専門的すぎて届いていない
「距骨」という言葉自体、まだまだ一般的ではありません。
それどころか、「足首」とざっくりまとめられてしまい、
YouTubeやインスタでも情報が埋もれがちです。
⑤ フォーム改善やシューズ選びが先行してしまう
多くのランナーは、痛みや違和感が出ると
- シューズを替える
- ストレッチを増やす
- フォームを動画でチェックする
といった“外部対応”に目がいきがち。
でも実は、「土台」である足首まわりの関節アライメントを整える方が根本的です。
皇居ランナーにこそ「距骨ケア」の価値がある
皇居ランのようにアスファルトで一定の距離を繰り返し走るランナーには、特に距骨の重要性が高まります。
- カーブの少ないコース
- 同じ方向に周回しがち
- 着地のクセが固定されやすい
こうした環境では、距骨がズレやすく、可動域も偏りやすいのです。
それにより「膝」や「股関節」の負担が蓄積していきます。
まとめ:「距骨ケア」はランナーの“地味だけど本質的な武器”になる
距骨は目立たない存在かもしれません。
ですが、だからこそ“見落とされやすい本質”とも言えます。
フォームも、シューズも、ランの距離も、
すべては「足首の土台」が整ってこそ活かされる。
皇居ランナーのあなたへ──
走ることを長く、軽やかに楽しむために。
まずは、距骨の可動域とアライメントを見直してみてください。