整体師・治療家の現場で、私が最近よく使う言葉があります
それは 「距骨ゾンビ」。
1日に10人以上の距骨施術をひたすら続け、ゾンビのように無心で距骨を触り続ける施術者を指しています。
冗談のような響きですが、そこには治療家として避けては通れない現実が隠れています。
距骨ゾンビのいい点
距骨ゾンビになってしまうほど患者さんを診ることは、実は大きな成長にもつながります。
- 足のスペシャリストとして圧倒的な経験値が積める
- 距骨二ストとしての技術が磨かれる
- 当然ながら収入も増える
- 「距骨といえばこの人」と専門性ブランディングになる
ゾンビのように手を動かす日々でも、その反復が確かな腕をつくるのです。
距骨ゾンビの悪い点
しかし当然デメリットもあります。
- 1日のリソースがすべて距骨に奪われ、他の学びや経営に手が回らない
- 恋人や家族との時間が減り、不和の原因になることも
- 心身ともに摩耗しやすく、燃え尽きリスクを抱える
「ゾンビ化」した施術は、やがて患者にも伝わります。
私自身のエピソード
正直に言うと、私自身が修行時代はまさに「距骨ゾンビ」でした。
朝から晩まで施術に明け暮れ、圧倒的に働くことが当たり前。
その癖はいまでも抜けきらず、気づけば今日も距骨を触り続けています。
一方で、最近の若いスタッフを見ていると、仕事とプライベートのバランスをうまく取りながら成長しています。
「ゾンビにならずにやれるのか」と驚く反面、うらやましくもあります。
それでも一度は“限界突破”を
それでも私は、治療家として、距骨二ストとして、
一度は「限界突破」する経験が必要だと考えています。
- 体力的にも
- 精神的にも
- 技術的にも
一度「ゾンビ」になった経験があるからこそ、今の私の腕があるのは間違いありません。
距骨ゾンビにならないために
とはいえ、ずっとゾンビでいる必要はありません。
長く続けるためには工夫も必要です。
- 1日の施術人数の上限を決める
- 施術合間にストレッチや手指ケアを入れる
- スタッフで分担し、施術負担を減らす
- オンライン相談やセルフケア指導など、施術以外の価値提供を増やす
ゾンビを経験するのは大事ですが、ゾンビのまま燃え尽きてはいけません。
まとめ
「距骨ゾンビ」とは、
- 技術と収入を飛躍させるきっかけであり、
- 同時に私生活を削るリスクもある諸刃の剣。
若いスタッフにはゾンビにならない働き方を身につけてほしい。
それでも一度は、自分の限界を超える経験をしてほしい。
距骨二ストの腕は、ゾンビを超えた先に育つのです。