「重心が整う」「距骨が整う」といった言葉、聞いたことはありますか?
整体やリハビリ、健康維持の現場で使われることの多いこのフレーズ。今回は、その意味と身体に与える影響を、わかりやすく解説します。
✅ そもそも「重心」とは?
重心とは、身体の質量の中心。人間の場合、基本的にはおへその少し下あたりにあります。重心が乱れると:
- 姿勢が崩れる
- 腰や肩に負担が集中する
- 疲れやすくなる
という状態になりやすく、長期的には関節の変形や痛みにもつながります。
✅ 距骨(きょこつ)ってどこ?なぜ大事?
距骨は足首の関節の中心にある骨で、全身の重さを最初に受け止める骨です。
- 足の骨の中でも唯一、筋肉が直接ついていない
- 体重を地面に伝える「最初の関節」
- 距骨がズレると、膝・股関節・骨盤・背骨へとズレが連鎖する
つまり、距骨のズレ=全身のズレとも言えるのです。
✅ 「距骨が整う」とどうなる?
距骨を正しい位置に整えることで:
- 足のアーチが回復し、歩行が安定する
- 重心が中央に戻り、左右のバランスが整う
- 身体全体の軸がまっすぐになる
- 肩こり・腰痛・膝痛などの根本改善につながる
たとえば、かかと重心の人が距骨を調整すると、自然と前重心になり、姿勢もスッと伸びるという変化が起こります。
✅ 「重心が整う」と起こるいいこと
- 疲れにくくなる
- スポーツのパフォーマンスが上がる
- 姿勢がよくなり、見た目も若々しく
- 自律神経が安定しやすく、眠りも深くなる
実は「重心=自律神経バランス」と密接な関係があるため、重心が整うとメンタル面でも良い影響が出ることが多いのです。
✅ まとめ:整えるべきは“カラダの軸”ではなく“土台”だった
肩や腰の不調を訴える人は多いですが、その原因が実は「足元=距骨」にあることも少なくありません。
距骨が整うことで、重心が整い、身体全体のバランスが改善されていきます。
ぜひ一度、あなたの「足元のズレ」にも目を向けてみてください。