「予約していたけど、やっぱり都合が悪くなった」 「急な予定が入ってしまった」
こういった理由でのキャンセルは、ある程度仕方のないこと。 しかし、ドタキャンが続くと経営に影響が出るため、キャンセルポリシーを設け、 キャンセル料を設定している院も多いのではないでしょうか?
キャンセル料を請求したら、患者さんが離れた!?
「キャンセル料を請求したら、その後、来なくなった…」 そんな経験をしたことはありませんか?
特に、長く通っていた患者さんや、リピート率の高かった人が、 キャンセル料をきっかけに足が遠のいてしまうケースも。
なぜこうなるのか?
患者側の心理を考えてみる
- 「悪いことをしてしまった…」という罪悪感
- キャンセル料を請求されると、 「迷惑をかけてしまった…」と感じる人が多い。
- 申し訳なさが、気まずさにつながり、次回の予約を遠慮する。
- 「お金を取られた」という印象が強くなる
- 本来なら施術を受けるために払うはずのお金が、 「何もしてもらっていないのに取られた」と感じる。
- その結果、「他の院に行こうかな…」という心理が働く。
- 「関係性が変わってしまった」と感じる
- それまでの「通いやすい整体院」から、 「ルールの厳しい整体院」に変わってしまった印象を持つ。
- 特に、親しみやすさを感じていた患者さんほど、 そのギャップを大きく感じてしまう。
では、どうすればいいのか?
- 事前の説明を徹底する
- 初回のカウンセリング時に、「キャンセルポリシー」をしっかり説明。
- 口頭+書面で伝えることで、理解度を上げる。
- 柔軟な対応を考える
- 一律でキャンセル料を請求するのではなく、 初回だけは免除する、理由によっては半額にするなどの選択肢を持つ。
- 「次回施術時に○○円引き」という形で、 患者さんにメリットがある形にするのも◎。
- フォローの一言を忘れずに
- キャンセル料を請求した際に、 「またお待ちしています!」などの前向きな声掛けをする。
- その後、一定期間来院がない場合、 「お身体の調子はいかがですか?」と、 気遣いの連絡を入れるのも効果的。
まとめ
キャンセル料の請求は、経営を守る上で必要なこと。 しかし、その後の対応を誤ると、 患者さんが離れてしまう可能性もあります。
「キャンセル料=罰則」ではなく、 「お互いに気持ちよく利用するためのルール」として伝えることが大切。
患者さんとの関係を大切にしながら、 適切な運営をしていきましょう!