ヘルニアというのは、腰・首などが
よく聞くところだと思いますが他にも
でべそ・脱腸などというものもヘルニアで
それぞれ、臍ヘルニア・鼠蹊ヘルニア
と言います。
【ヘルニア】という語句は【脱出したこと】
を示す医学用語であり状態を示す言葉です。
『これヘルニアですか?』
『ヘルニアの一歩手前って言われました』
などヘルニアにまつわることは日常良く遭遇しますが
今一歩ヘルニアに対する理解をすすめてもらいたいので
少しお話したいと思います。
さて突然ですがカレーパンを思い出して下さい。
カレーパンを両手で挟んでいくとどうなるでしょうか?
ぎゅうぎゅう押すと中身のカレーが
おそらく出て来てしまうと思います。
このカレーパンの具が出て来てしまう状態を
ヘルニアと言い、あなたの痛みは
このカレーパンの具が引き起こしています。
辛ければより痛みが強いかもしれません(笑)
このカレーパンの具は『髄核』と言われるものですが
↑こうみるとカレーパンのようですが・・
正常な状態ですと
カレーパンの具と同じように中におさまっていて
自分から飛び出していくものではありません。
何らかの外力が加わって始めて
椎間板から飛び出して(カレーの具)
背中にある神経を押して痛みが生じてしまいます。
このカレー(髄核・ずいかく)は90%が水分なので
(水っぽいものだとインドカレーか?笑)
安静にしていれば、自然に消失することもあります。
当然ですがこのカレーパンをぐいぐい押せばカレーは
どんどん出てきます。
(運動等負担をかけること)
よく手術をするケースがありますが
このカレーをとりだしてしまうことが
手術に該当します。
何だかカレーパン・カレーパン言い過ぎて食べたくなって
きましたね。ヘルニアについてご理解頂けましたでしょうか?
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