20、22日は診療します
普段の診療で多い箇所と言えば
腰と、膝ですが
この膝に関しては
歩かない人はいないわけだから
何らかの負担がかかり
痛みはでないまでも
違和感があったり。なんかかみ合っていなかったりと
様々訴えをされる方がいます。
その膝ですが
その日本人の特性から
約半分の人がかかっている可能性の
ある疾患があります。
それは『タナ障害』という症状なのですが
これについて深ぼっていきます。
ひだが長い
人間の膝には『ひだ』があり
これは関節包という袋にひだがある
構造があるのですが
- 元々少し長い
- 沢山の運動でヒダが機械的に刺激され肥厚する
などの原因で
膝関節で挟まり、炎症を起こすことがあります。
関節鏡のない時代は原因不明の膝の痛み
として片付けられていましたが
今は棚障害(そのひだの部分が神棚のように見えることから『棚』という)
と診断がつけられるようになりました。
レントゲン上にはうつりません。
痛くはないけど続く違和感
まずこういった方は先天的なもので考えると
子供のころから膝の違和感はあったという方が多いです。
実は僕も棚障害なのですが
小学校の時からよく関節がロックし
その都度『激痛』に見舞われました。
特に膝の捻り動作は弱いです。
そして屈伸時のポキポキ音
これがあります。
心配な方はやってみてください。
立仕事の方は多い印象があります。
まずは体重を減らすこと、そして
治療は様々ありますが
僕が1番効果があると思うのは
- 減量
- 筋力強化(大腿四頭筋)
ではないかと思います。
考えてみれば、10㌔痩せてからは
全く膝の不安感は今のところないです。
減量前はちょこちょこありました。
5㌔減らせればおおよその
膝の痛みはかなり軽減すると思います。
重症例は手術
なかには重症例もあります。
もうかなり前ですが僕の父もこれで手術しましたが
年齢的な変形もあるので
現在膝は痛そうです。
やはり早い段階での受診
そしてアドバイスを受けるべきだと思います。
痛みを取る方法はあるので
当院でも十分対応可能な疾患ですので
(対応できないものは然るべき医療機関をご紹介します)
なにか膝で困ったら
ご来院ください。