当院はわりと全体から見れば少ないのですが
年配の方は来院します。高齢者は基礎的な内科疾患を
持病に持っていたりなにかと治療するうえでも憂慮しないといけないことが
たくさんあります。
ご家庭でも親御さんを介護していたりするケースも
たくさんあると思います。
そんな中で、『肩たたき』ではないですが
ちょっとマッサージをする機会などもあったりするかもしれません。
そんな時の注意事項をいくつか挙げていきます。
高齢者の筋肉の状態
高齢者のカラダの状態はいろいろなことを
頭に入れた上でそれでもマッサージをしてもいいものか
まず考えましょう。強くやりすぎて
『揉み返し』が起こっても
若い人のようにスっと治らず思いのほか
後遺症が残ることがあります。
強くやったつもりはないけど
『骨粗鬆症』がひどくて
折れてしまうケースだって考えられます。
高齢者のマッサージの基本は
『軽くさするように』というのが基本です。
力をいれすぎないようにしましょう。
触ってみてお気づきになるかと思いますが
高齢者の筋肉はガチガチです。
かつて矯正をいれたことがありましたが結果は・・
当院の売りであります
『ウナギ式背骨矯正』を年配の方にも
施術してみたことがありますが
矯正治療はうまくいきませんでした。
無理にやると壊してしまうのではないかと
いう感じです。とにかくガチガチでした。
骨粗鬆症が進んでいると原因がなくても
骨折することがあります(易骨折性)
もう素人のマッサージはここまで話して
あまりやらないほうがいいということが
わかって頂いたと思いますが
年配の方のいわゆる
『胸腰椎の圧迫骨折』がとくに外傷原因なく
起こることもあります。
圧迫骨折とは何か?解説しています。
とくに起き始めに強烈な痛みがある場合は
1度レントゲンを撮ることをオススメします。
もしかしたら圧迫骨折があるかもしれません。
専門の医療機関などの話をよく聞いてから
素人マッサージは判断しましょう。
安易にやるのは危険です。