こんな会話を耳にしました。
A『いやー昨日息子の運動会でさー、
久しぶりに走ったんだけど今日は全然筋肉痛でてないんだよね』
B『それ、でてないんじゃなくて遅れてでてくるんじゃない、年取った証拠だよ。』
筋肉痛が翌々日以降に発生すると「年取った証拠」などと
揶揄されることがあります。
これは「筋肉痛の加齢遅延説」とも呼ばれ、様々な仮説が立てられていますが、科学的にこれを証明したデータはなく、
俗説に過ぎないのです。
遅く出る筋肉痛は年齢に関係なく、
弱く長い負荷の運動では早く痛みが出て、
強く短い負荷の運動では遅く出る傾向があります。
「加齢により肉体のパフォーマンスが徐々に落ちる→若年時には強く感じなかった運動が”強い負荷”となってしまう→筋肉痛が遅く出る」
という流れで、
加齢遅延説を生む背景になっていると指摘する専門家もいます。
ちなみに心臓を動かす『心筋』と、3~5歳児は筋肉痛になりません。
イチローは相当入念にストレッチを施すそうですが、
筋肉の理想は赤ちゃんだそうです。関節が柔らかくケガがないという理由からでしょう。
イチローらしい表現だと思います。