『正座』という日本独特の所作は
特定の伝統芸能やお茶の世界などに従事していないかぎり
する機会はめっきり減っています。
背筋はシャキッとするので良い感じはしますが実際のところ
どうなのでしょうか?
高齢で膝の変形がひどい人が整形外科に行くと
動き出しが痛い、長時間歩けないなどの症状がある
『変形性膝関節症』ですが
整形外科に行くと『正座はやめてください』と言われます。
(変形がひどい人は段々正座ができなくなります)
ある一定以上の年齢の方は様式生活(和式)より
正座をする習慣が染み付いています。
ですから正座ができないというのは
非常につらいことのようです。
なぜしびれるのか?
足を曲げて座ると、圧迫をうける部位があります。
膝の裏にある『総腓骨神経』足の甲にある『足背動脈』
がありますがこの2つが圧迫を長時間うけると
しびれます。
神経や動脈は『圧迫』の弱いというのが
特徴です。
どうしたらしびれないのか?
お茶の先生である祖母にこのことを聞いてみたところ
『3か月正座をやり続ければどんなに長時間正座をしてもしびれなくなる』
と身も蓋もないことを言われました。
要するに『慣れ』ということなのでしょう。
昔からの習慣もあるので一概に否定は出来ませんが
しないで済むなら正座はしない方が良いと思います。
『神経痛』はこの状態が持続的に続くものです
多くの方が経験がある『神経痛』ですが
この正座のしびれに似た症状がどういう姿勢を
していてもでている状態を言います。
しびれだけではありません。
神経痛がイマイチ理解できない方には
この正座の例えを使うとわかりやすいようです。
今日の陽気はつらいようです
『神経痛』がある方は今日のような気圧が低く天気が
悪い時は非常に調子が悪いようです。
現在いらっしゃっている患者さんもこの時期ばかりは
調子が悪いようです。
筋肉痛とは違った神経痛ですが
今一歩理解することで
症状は違ってきます。
【おっと!もうひとつ】
世の中的には明日から3連休ですが
当院は3日間全て診療しています。
まだ浸透していない日曜診療
なんとか浸透させたいです。
なので日曜は比較的空いています。