技術職の道程は果てしなく遠いです。
しかしムダ(ムダというのはないが)に長く
する必要もありません。
僕自身が神楽坂で開業するまで
- 勤務8年
- 雇われ院長6年
とウナギ整骨院誕生まで14年かかっています。
(ちなみに今月で3周年!)
個人的な感想ですがちょっと修業時代は
長かったなとも思います。
一般に1人前になるのに10年かかる
ということはよく言われますが
なぜ10年と言われるのか?考えてみました。
勤務先に気を使う必要はない
僕もそうだったのですが
雇われ院長をやっていると後任がいないと
辞められないという実状があります。
(勤務の場合は辞めやすい)
スタッフを複数置くほど忙しくないと
後任も何もないですが
(そうやって後任を作らせない環境にして辞めにくく
している悪院長もいますが)
雇われ院長をやらしてもらう場合はスタート前に
いろいろと条件を来決めておく必要は
ありますが、ある程度運営できていて
できればそこの開業時にかかった経費分くらいは
稼ぎ出しているくらいであればもう気にする必要は
ないでしょう。
立ち上げたばかりで辞めるというのはもちろん
論外ですよ。
勤務年数が短いとそこを突いて
ネガティブキャンペーンをはる
院長もいますが
(今の技術じゃ開業しても患者は来ないとか言って)
そこは聴く耳を持たず
自分に自信を持ちましょう。
だからといって3〜4年ではまず無謀です
どんな患者さんがきても対応できる
ようになるのに3〜4年では無理です。
患者さんは納得を得る説明を受けにやってきます。
『いやーそれはちょっと・・・』と詰まってしまえば
もうリピートはありません。
フランス語をちゃんとしゃべれるようになったら
語学で言うとわかりやすいかもしれません。
よくちゃんとしゃべれるようになったら英語版のWebを作る。
とかちゃんとしゃべれるようになったらチラシを作るとか
言って『1人前至上主義』が蔓延していますが
僕なんかのフランス語など臨床では全く使えませんが
最低限の質問事項さえ覚えてやれば意外になんとかなります。
やりながら成長していく。というのが理想なのではないでしょうか?
そこには最低限のスキルは絶対ですが・・。
『ちゃんと一通りできるようになったら開業する』
とはみな思っているのですがちゃんと一通りというのは
かなり曖昧です。
僕もちゃんと一通りできるか未だにわかりません(笑)
自分は何を考えて開業したか?
はい、僕の場合は
- 自己資金
- 自分の院のプランが肥大化
この2点に尽きます。
自己資金
親に借りるとか自己資金なしでも
開業方法はありますが自分の城を造るのは
やはり自分のお金で作った方が愛着が沸きます。
どちらにせよ全て自己資金で開業するのが
難しいと思うので金融機関等で借りる
必要があると思うので自己資金はある程度用意
しましょう。
開業を考えている人はコツコツ貯めるべきです。
自分の院のプランが肥大化
こうやってやってみたいな〜とか僕だったら
こうするのにという気持ちがどんどん強くなる場合は
それは開業も近いでしょう。
自分でやってみたいという気持ちがなければ
こういう思いになりません。
もしかしたら患者が来なくて潰れるかもしれない
リスクを楽しめるかどうか?
ここも重要です。勤務や雇われ院長のように庇護がある中では
リスクは存在しません。リスクをとるのは経営者です。
(1番実践に近い雇われ院長はチャンスがあるならぜひやらせてもらいましょう)
自分の開業はその庇護が取っ払われます。
ある意味自由で束縛もありませんが全ての責任を取り
舵をとらないといけません。
そこを楽しめるかどうか?
別に3週間休みにしてフランスに行ったっていいわけです。
自分の院なら(そんなこと100%できませんが・・)
勤務先に迷惑をかけないようにしよう!
開業するのであれば、辞めないと行けませんが勤務先には
余裕を持って辞めたい時期を伝えましょう。
これが後任を探す期間にもなります。
まとめ
結局1人前に10年というのは何の根拠もありませんが
ただその辺の年数で独り立ちしている方が多いと言う
ことなのだと思います。
年数よりも自分の仕事が責任もって結果を出せる
(リピートさせることができる)
ということであれば次のステージを考えて良いのかもしれません。
やはりここでも日頃の仕事の積み重ね、それしかないのだと思います。
【おっと!もうひとつ】
札幌で飲んだ限定品のビールがおいしかったのですが
東京でもあるんでしょうか?
http://www.sapporobeer.jp/classic/product/