足首の骨折からリハビリをサボり、距骨が大変なことになった例

足首の骨折後にリハビリを怠ったことで、距骨(きょこつ)が深刻な影響を受けてしまった例について書いていきます。リハビリがいかに重要かを知っていただき、同じ過ちを繰り返さないよう参考にしていただければと思います。


距骨の役割とは?

距骨は足首の中央に位置する骨で、足首や足の動きにおいて極めて重要な役割を果たします。

  • 足首を上下に動かす際の軸となる。
  • 体重を支えるための重要な構造。
  • 他の骨(脛骨、踵骨など)との接合点として機能。

骨折後、この距骨が影響を受けると、動きが制限されたり、痛みが長引いたりすることがあります。


症例紹介:リハビリをサボった結果

初期の骨折と診断

30代の男性Aさんは、スポーツ中に足首を骨折し、ギプスでの固定が必要となりました。医師からは「しっかりとリハビリを行えば、完全に回復する見込みがある」と説明を受けていました。

リハビリを怠った理由

Aさんは、

  • 忙しさを理由にリハビリのスケジュールを守らなかった。
  • 自己判断で「もう大丈夫だろう」と運動を再開。
  • 痛みを無視して日常生活を送る。

これが、さらなる問題を引き起こすきっかけとなりました。

距骨の壊死と可動域の低下

リハビリ不足により、

  • 足首周辺の筋肉が弱体化し、距骨に過剰な負荷がかかる。
  • 血流が悪化し、距骨の一部が壊死する「無腐性壊死」を発症。
  • 結果として、足首の可動域が極端に制限され、歩行に支障が出る。

リハビリを怠ると何が起こるのか?

骨折後にリハビリを怠ると、以下のリスクが高まります:

1. 関節の硬化(拘縮)

動かさないことで関節が硬くなり、動きが制限されます。日常生活での動作が困難に。

2. 筋力の低下

周囲の筋肉が弱まり、歩行や体重を支える力が不足します。これにより、別の部位に負担がかかり、二次的な障害を引き起こす可能性があります。

3. 距骨への負担増加

適切なリハビリを行わないと、距骨への血流が悪くなり、無腐性壊死を引き起こす危険があります。

4. 痛みの慢性化

リハビリ不足により関節や筋肉のバランスが崩れ、慢性的な痛みが続くケースが多いです。
これが結構多いです。


リハビリの重要性

リハビリの目的

  • 骨折後の関節の可動域を回復する。
  • 筋力を取り戻し、バランスを整える。
  • 痛みを軽減し、日常生活をスムーズに送れるようにする。

おすすめのリハビリ方法

  1. 軽いストレッチ: 痛みがない範囲で足首をゆっくり動かす。
  2. 筋力トレーニング: ふくらはぎや足の裏の筋肉を鍛える簡単な運動。
  3. 専門家の指導を受ける: プロのアドバイスに従い、正しい方法でリハビリを行う。

まとめ

Aさんの例から分かるように、骨折後のリハビリは回復において不可欠な要素です。怠った場合、距骨に深刻なダメージを与え、将来的な生活の質に影響を及ぼす可能性があります。

もし足首を骨折した場合は、医師や専門家の指示に従い、計画的にリハビリを行いましょう。将来の健康を守るためにも、リハビリを「大切な治療の一環」として捉えることが重要です。

 

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『キョウセイですべてかわる』ウナギ式背骨矯正法で健康を取り戻します。 開業以来3300日更新のブログ。フランス人まで来院する国際的な整骨院。 10年目に入りましたが淡々と診療にあたっていきたいと思います。 アトピー整体、得意です