なぜあの頃は足が痛くならなかったの?
「毎日ヒールで通勤してたなぁ」
「ヒールじゃないとコーデが決まらないって思ってた」
「ライブもヒールで参戦してた自分、エラい(笑)」
でも、そんな20代を過ごした方が、40代になってこう言います。
「今は…5分もヒールで立ってられない」
■ あの頃は痛くなかったのに、なぜ?
答えはシンプルです。
体が“若さ”で耐えてくれていただけ。
以下にその理由を、整体師の視点で解説していきます。
【1】筋肉・関節・靭帯が柔らかかった
20代の体は、筋肉も関節もまだ柔らかく、ダメージを吸収してくれる「クッション力」があります。
ヒールで前重心になっても、ふくらはぎ・腓腹筋・後脛骨筋などがフル稼働してうまく支えてくれていたのです。
例えるなら、“まだ使いたての新しい靴”。
どんなに無理しても形が崩れにくい。
【2】代償動作がうまく働いていた
ヒールで体のバランスが崩れても、それを筋力や関節の可動域で補正できていました。
- 足首が固まっても、股関節でカバー
- 重心がずれても、体幹でバランス調整
- 足趾が使えてなくても、前脛骨筋で持ち上げる
「不調の一歩手前」でも、体が気づかないうちに調整してくれていたんです。
【3】“痛みフィルター”が働いていた
美意識が高い時期は、「かわいく見える」ことが最優先。
少々の違和感や疲れは、**脳が“気にしないようにしていた”**可能性もあります。
これを**心理的鎮痛(プラセボ的な要素)**と呼ぶこともあります。
■ でも実は…“足の貯金”は減っていた
ヒールで毎日過ごす=「土踏まず」「足首」「足趾」の機能をじわじわと削る生活です。
- 後脛骨筋が常に疲労 → アーチが崩れやすくなる
- 足趾が使えず浮き指に → 横アーチも潰れやすく
- アキレス腱が縮む → 足首の可動域が狭くなる
つまり、「痛くなかった=傷んでなかった」ではないのです。
■ 40代以降に出てくる“ツケ”
- 外反母趾が進行して痛み出す
- 足底筋膜炎やモートン病
- スニーカーでも痛い・疲れる
- 膝や股関節にまで影響が出る
これは若さのサポートがなくなった結果、蓄積ダメージが表面化してきた証拠です。
■ 今からでも遅くない、ケアしませんか?
当院では、ヒール生活をがんばってきた足に対して、
- アーチ機能の再教育
- 足趾のトレーニングとストレッチ
- 筋膜・関節の滑走性の改善
- 足から全身のバランス改善まで
「リセット&再起動」するようなケアをご提案しています。
■ 最後にひとこと
あの頃、がんばっていたあなたの足。
今こそ“ねぎらい”と“再スタート”のタイミングかもしれません。
今の不調は、かつてのおしゃれの“名残”。
だからこそ、未来のために一歩を踏み出してみませんか?