レース前というのは走れるかどうか、心配になります。
ある程度走ってくると多くの方が出くわす
『ランナー膝』これが直前に出た場合に
なにか対処方法はないのか?考えてみます。
そもそもランナー膝とは?
おしりの方からひざの外側に伸びる『腸脛靭帯』
この靭帯が繰り返されるランニング動作で
ひざの外側部分で摩擦され炎症を起こします。
距離を走っていると誰もが通る道ですが
ある意味で、タイムを意識するのであれば超えなければ
いけない壁でもあります。
基本安静にできれば治るものなのですが
これがレース1〜2週間前に出た場合
対処方法があるのか考えていきます。
ギリギリまで安静
極めてシンプルですが完走を狙うのであれば
ギリギリまで走らないというのは正攻法です。
ある意味ぶっつけ本番という形になります。
ただこれだと心配だという方がもちろんいると思います。
テーピング
ぜひテーピングを併用しましょう。走っている時間全て
助けてくれるわけではありませんが
(汗等ではがれてくる)
効果は絶大です。
痛み止め
褒められたものではありませんが、実際飲んで走っている方は
けっこういます。飲むと胃痛がでることもあるので
もしどうしても使用を避けられないということなら
前もって練習で試す必要があります。
練習後の徹底したケア
もうすでに治療をしている方なら言うまでもないですが
できればご近所の治療院にお世話になると良いと思います。
治療家がランナーならなお良いし、いろいろとタイムリーに
アドバイスがもらえるはずですよ。
やはり予防・予防・予防
いろいろ考えてみるとやはり巡り巡って『予防』の重要性が
どうしても避けられないです。
それは練習前にちゃんとストレッチをしているか、ちゃんと
体は温まっているか、必要に応じてアイシングはしているか
などなど結局のところそういったことの怠りが
スポーツ傷害につながっているような気がしてなりません。
レース辞退は避けたい
フルマラソンのゴール瞬間の充実感。
これは当然ですが走ったものにしかわかりません。
無理をしなさい、ということはないですが
ギリギリまで痛み等あったとしても
辞退は最悪避けたいものです。
出場レースが東京マラソンなら次いつでれるか
わかりませんし。
手前味噌ですが当院に相談来て頂ければ
最善を尽くします。
どんな状態でも完走をあきらめないでください。
22日(日)東京マラソン応援
7:00〜6:00診療します
もう3回目を迎えました、東京マラソン診療。
当院ではお祭り的な感じで診療しています。
マラソン前後のトータルなケア、全般的に対応しますよ。
もちろんマラソン以外の症状の方も治療OKです。
【おっと!もうひとつ】
ところで今日は東京マラソンの前哨戦ともいわれる
『青梅マラソン』です。
くれぐれも怪我のないように完走ですね。