「膝が痛い…でも原因は実は“足首”かもしれません」
そう聞くと驚かれる方も多いのですが、私たちの身体は足元から全身がつながっています。特に「距骨(きょこつ)」という足首の骨は、膝の動きや痛みに深く関係しているのです。
この記事では、整体師・柔道整復師の視点から
**「距骨と膝関節の連動性」**についてわかりやすく解説します。
🦴 距骨とは?足首の“要”になる骨
距骨は、足首(足関節)の中心にある骨で、すねの骨(脛骨・腓骨)と踵の骨(踵骨)に挟まれている小さな骨です。
この骨が、体重を支えたり、足首を前後に動かすときに重要な役割を果たしています。
📌 距骨の特徴
筋肉が直接ついていない(=動きやすく不安定になりやすい) ズレると体のバランスが大きく崩れる 正常に動いていないと、膝や腰に負担が出る
🤝 距骨と膝はどうつながっている?
距骨がズレたり、動きが悪くなると、その上にある脛(すね)の骨が傾き、膝の動きにまで影響を与えます。
🔄 具体的にはこんな影響があります:
距骨のズレ・固さ
膝に出る症状や負担
距骨が内側に倒れる(回内足)
膝が内側に入り、内側の痛み(O脚や内側半月板の不調)
距骨が外側に倒れる(回外足)
膝が外側に開きやすくなり、不安定感(X脚傾向)
距骨が前にズレる
すねの骨が後ろに引かれ、膝がまっすぐ伸びにくくなる
距骨の動きが悪い
足首のクッションが効かず、膝に衝撃が直撃する
🧠 こんなケース、ありませんか?
階段の上り下りで膝が痛む 正座やしゃがむと膝の前が突っ張る 病院では「異常なし」と言われたけど膝がスッキリしない
↑こういったケースの多くで、足首(特に距骨)の調整によって膝の症状が改善することがあるのです。
🛠️ 対処法・セルフケアのヒント
膝の不調がなかなか改善しない方は、ぜひ「足首(距骨)」にも目を向けてみてください。
✅ 距骨の動きをチェックする簡単セルフチェック
足首をゆっくり背屈(つま先を上げる)してみましょう 片足立ちで、バランスを確認してみましょう 歩いてみて、左右の接地の感覚が違いませんか?
✔ もし左右差があったり、足首の動きが硬い場合、距骨の調整が必要かもしれません。
🧑⚕️ 当院での施術では…
当院では、膝の症状に対しても必ず「足元=距骨の状態」を確認します。
足首の調整を行うことで、膝にかかる負担を減らし、再発を防ぐ根本的なケアを行っています。
✍️ まとめ
✅ 距骨は、足首の中心にある「膝と連動するキーパーツ」
✅ 距骨のズレや固さが膝の痛みや不調につながる
✅ 膝の悩みは、「足元」から見直すことが改善の近道
膝に違和感がある方、何をしても良くならない方は、ぜひ一度「距骨」にも注目してみてくださいね。