40歳くらいを過ぎたころから
男女問わず
なんとなく肩が上がらないことは
ありませんか?
もう嫌というほど
巷では
肩が上がらない=四十肩
みたいなことが広まっていて
当院でもよくそういう場面に
遭遇しますが
よく診察すると
そうではない場合も多く散見されます。
そんな若い時には信じられない
『肩が上がらない』という症状
実際にそういう感じになったときに
どのように対処すればいいのか
お話します。
まずは精密検査
まずは肩の状態がどのようになっているのか
検査はすべきでしょう。
この段階で多くはちゃんと選別されるので
間違いないかと思います。
石灰が沈着して痛みを出す『石灰性沈着炎』
➡激痛です
腱が断裂してしまう『腱板断裂』
肩の引っかかりが残る『インピンジメント症候群』
スポーツの現場などで診られる『関節唇損傷』
などなどすべて症状が似ているので
鑑別診断が必要になってきます。
なので僕も検査をまず勧めます。
なかには症状のグレードによって
割と早い段階で
手術が必要なものも
あるので、この最初の段階は要注意です。
この段階でちゃんと診断を受けていないと
自己判断で『四十肩』という方が多いので
治療に当たる側も注意が必要です。
患者さんの訴え程あやふやなものはありません。
ただここで確定診断がつくと
道は開けます!
治療はどこですれば?
ここで登場なのが整骨院などの施術所です。
もちろん整形外科でやる選択肢も全然OKですが
大抵整形は死ぬほど混んでいるので
時間的な制約で治療が出来ないことが多く
そのまま放置しているケースも多いです。
(後遺症が残るケースがあります)
なのでこういう診断を受けて
やってもらいたいんだけど
ということを伝えれば
整形で言われたことを
再度丁寧に整骨院等では
説明してくれるはずです。
そういう利用の仕方が
当院でも多いです。
治癒までの期間
何とも言えませんが
正確に四十肩の場合は半年程度は症状は残るでしょう
もちろんちょっとずつ良くなりながらですけど。
逆に数週間とかで治ってしまうものは
四十肩ではないという説明がつきます。
どちらにせよ、定期的に治療は続けましょう。
段階的に良くなっていくはずですよ
予防は出来るのか?
残念ながら予防は出来ないように思います。
ハードに運動をしている人でもなっている人を診てきているし
運動をすれば確実に防げるものではないようです。
リハビリ
そして最終的には肩の拘縮(固まってしまう)ことを
防ぐ為にリハビリはしっかりやりましょう。
ずーっと肩が上がりづらいっていうのは
つらすぎます。
まとめ
ギックリ腰ほどのインパクトはないけど
地味に痛い『四十肩』
自己判断はこのくらいにして
医療機関にまず飛び込みましょう。
ちなみに手前みそにはなりますが
当院では『ハイボルト』を使って
早期回復を常に目指しています。
なかなか治らない方などはぜひ当院で
やってみてください。
効きますよ