― 保険に頼らず“本質の治療”を貫く選択 ―
はじめに:ウナギ整骨院から距骨サロンへ
かつて、私は「ウナギ整骨院」という名前で、一般的な整骨院としてスタートしました。
柔道整復師として保険診療を行い、ケガや痛みを抱えた患者さまを毎日迎えていました。
しかし、次第に感じるようになったのは、
薄利多売では、間口は広いが
「保険の枠の中では、本当に必要なケアができない」という違和感でした。
保険との共存を目指した日々
当初は、保険と自費をうまく共存させる形を模索しました。
しかし現実は甘くありません。
- 慢性症状は保険対象外
- 単価が上げられない
- 書類や請求の作業に追われる日々(レセプト業務はただの地獄)
気づけば、「施術よりも事務に時間を使っている」ような日もありました。
そのうち、
「このままでは、自分がやりたかった“根本改善”ができない」
そう感じ始めました。
距骨との出会いがすべてを変えた
転機となったのは、「距骨(きょこつ)」という存在を深く学んだことです。
足の土台である距骨がズレると、膝・股関節・骨盤・背骨まで全身に影響を及ぼす。
まさに“姿勢の司令塔”とも言える骨。
ここにアプローチできれば、
一時的な“痛みの緩和”ではなく、
身体の再構築=根本改善ができる。
そう確信し、距骨調整を柱に据えた「距骨サロン」へと業態転換しました。
(ウナギ整骨院は殿堂入りです)
保険をやめる決断:恐怖と覚悟の両方
正直、最初は怖かったです。
保険をやめるというのは、安定した売上を手放すことでもあります。
でも、「本物を求める人は必ずいる」と信じていました。
そして結果は――
本当に求めていたお客様に出会えるようになったのです。
- 自分の健康にしっかり投資できる人
- 継続して身体を変えたい人
- “安いから”ではなく、“結果で選ぶ”人
金額で躊躇する方もいますが、
それは同時に「本気の方だけが残る」ということ。
結果として、院内の空気が変わり、施術の質がさらに上がりました。
柔道整復師としての新しい立ち位置
柔道整復師=外傷処置や保険施術だけ。
そんな時代は終わりました。
私たちは、
「運動器の専門家として、体の機能を整える職人」であり、
医療とウェルネスの中間に立つ存在です。
距骨サロンは、
“治す”だけでなく、“再発させない身体をつくる”ための場所。
つまり、
未病と予防の専門家としての柔道整復師の進化形です。
これからのミッション
距骨サロンの使命はシンプルです。
「足元から身体を整え、人生の質を高める」
私たちは“痛みを取る人”ではなく、
“健康をデザインする人”として、
これからも自費診療一本で、真の価値を届けていきます。
まとめ
- 保険の限界を感じた
- 根本改善の道を探して「距骨」に出会った
- 自費一本化で“本気の人”と出会えるようになった
- 柔道整復師の新しい未来を、自らの手で切り拓いている
🎯 一言で言うなら…
「保険に縛られない柔道整復師」=“距骨から健康を変える職人”
これが、ウナギ整骨院から距骨サロンへ進化した理由です。