膝を曲げ伸ばしして『ボキボキ』なることはないですか?
ただそれだけならけっこうな数がいると思いますが
プラス痛みを伴う方もいらっしゃいます。
それは何なのかお話しいしてきます。
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常にひっかかっている
ボキボキ鳴るだけではなく歩いていて引っかかる感じがある
という患者さんがいますが問診や触診をすると
『タナ障害』という疾患にぶつかります。
膝関節の中には関節の空洞がありますが(関節腔)
それをしきっている組織があります。
それが棚のようにみえるため『タナ障害』
と言われています。
日本人の約半数がこのタナが残存しているという統計もあります。
残りの半数は退化してなくなってしまうと言われています。
棚の長さが関節の引っかかりや、鈍重感、膝の内側の痛みにつながります。
しょっちゅう膝に水が溜まって炎症を繰り返す人の中にはこの疾患に
当てはまる人がけっこういます。
ひどい人は関節が挟まり激痛を促す『ロッキング』につながることも
あり上記に上げたひっかかりが常にある方は早急に医療機関を受診した方が良さそうです。
ちなみにこの棚、レントゲンでは写りません。
MRIならわかります。
対処法は??
『タナ障害』かどうかのチェックはなかなか自分では難しいと思いますが
もしタナ障害だった場合は
スポーツなどをすると炎症を起こしやすいという状態であれば
まずはスポーツを一時中断。そして大腿四頭筋の強化という流れにもっていったほうが良いと思います。
水が溜まり出すとちょっと長期戦が予想されますので
注意が必要です。
僕はタナ障害なんです
かくいう僕もこのタナ障害で手に取るように症状はわかります
フルマラソンに出た時もこの膝が激痛でしたが
走りきることは可能です。
もし関節がロックしてもはずずこともできます。
ひざの悩みは案外多いものです。
1度来院してチェックしてみてもいいかもしれませんね。
【おっと!もうひとつ】
さがみ名倉堂整骨院の総院長、荒井洋介先生のセミナーの第2期が始まります。
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僕も名古屋に続き、聖地に巡礼しにいくような気分で行きます。