正月にNetflixを一気見するときの注意点
― だらだら観てたら、体は足元から崩れます ―
お正月。
寒いし、外に出る用事も少ない。
気づけば朝からNetflixをつけっぱなし、気がついたら数話連続で視聴……。
「正月くらい、ゆっくりしてもいいでしょ」
そう思う気持ちは自然ですが、実はこの時期、体を壊す人が一番増えるのも事実です。
特に40〜50代。
回復力よりも“蓄積”が勝ち始める年代では、
長時間の一気見が、想像以上に体へダメージを残します。
注意点①|同じ姿勢が一番体を壊す
Netflix一気見で一番の問題は、
「画面」でも「内容」でもなく、同じ姿勢が続くこと。
- ソファに深く座る
- 骨盤が寝る
- 首が前に出る
この状態が何時間も続くと、
血流は落ち、関節は動かなくなります。
特に40代以降は
“動かさない=戻らない”
になりやすい。
翌日になって
「腰が重い」「歩き出しが変」
と感じたら、原因は前日の座りっぱなしです。
注意点②|足首(距骨)が完全にロックされる
長時間座っていると、足首はほぼ動きません。
しかも多くの場合、足は少し下向き(底屈位)で固定されます。
このとき問題になるのが距骨です。
距骨は
- 歩行
- 立ち上がり
- 体重移動
すべての起点になる骨ですが、
動かない時間が続くと、一気に固まります。
その結果、
- 立った瞬間に足が重い
- ふくらはぎが張る
- 歩き出しがぎこちない
という状態に。
「年のせいかな?」
ではなく、正月の過ごし方の影響であることが非常に多いです。
注意点③|首・目・自律神経もやられる
一気見は、体だけでなく神経にも影響します。
- 画面を見続ける
- 光刺激を浴び続ける
- 寝落ち視聴
これが重なると、首が緊張し、自律神経が乱れます。
結果、
- 眠りが浅い
- 寝たはずなのに疲れている
- 正月明けが異常にだるい
「休んでいるのに回復しない正月」
その正体はここにあります。
今日からできる現実的な対策
全部やる必要はありません。
どれか一つでOKです。
- 1話終わったら必ず立つ
- その場で足踏み30秒
- かかと上げ10回
- 足首をぐるぐる回す
- 観る姿勢を途中で変える
ポイントは
距骨を一度でも動かすこと。
それだけで、翌日の体はまったく違います。
まとめ|派手じゃないところから壊れる
Netflixが悪いわけではありません。
問題は「動かなさ」。
体も、社会も、
止まっているところから壊れる。
距骨は目立たない。
でも、ここが崩れると全身が狂う。
お正月こそ、
「何もしない中で、少しだけ動かす」。
それが、
年明けをラクに迎える一番の近道です。





