かなりのボリュームはありましたが
後半からはあっという間のスピードで読めました。
『希望の国のエクソダス』『半島を出よ』など(過去の著作)
現実社会とのシンクロ具合にリアリティがあるので
物語なんだけど
今後の社会で起きそうな気もしないでもない。
僕は仕事の中でも後期高齢者との接点が
バリバリあるので登場人物の描写が
とても面白くこういう人いるかも
と思わせる。
当院に来院するフランス人が
『日本のおじいさん・おばあさんたちはとても元気
フランスではこんなに元気な人たちはなかなかいない』
と象徴的なことを言っていたが
その元気な老人たちが中心になる物語
どの業界もこの世代の人たちが
まだ過去の栄光をひきづって
若手中心の世代交代ができていないのが
現状。
その行く末がこの物語の最後の部分なのかもしれない。
ボリュームありますが
あっという間に読めますオススメです。