
〜“技術だけじゃない”リピートの理由〜
整体院に来るお客様は、体の痛みや不安を抱えて来院されます。
だからこそ、単なる施術だけでなく、“この人なら任せられる”という信頼感が何よりも大切。
今回は、整体師がお客様と信頼関係を築き上げるための具体的なポイントをお伝えします。
■ ① 初対面の「第一声」が9割決める
信頼関係の土台は「第一印象」。
笑顔、清潔感、そして声のトーンとスピードが重要です。
「こんにちは!お待ちしておりました、●●さんですね?」
こうした自然な呼びかけで、お客様の緊張が一気にほぐれます。
■ ② 問診は“体のこと+心のこと”を聞く
カウンセリングでは、痛みや症状だけでなく、
「いつから気になっていましたか?」
「生活の中でどんな時が一番つらいですか?」
など、背景にあるストーリーに耳を傾けることが重要です。
これは、“あなたの悩みをきちんと受け止めていますよ”というサインになります。
■ ③ 施術中の「声かけ」が信頼を深める
- 「いま押しているところが、腰の不調につながる場所です」
- 「ちょっと響きますが、無理しないので遠慮なく言ってくださいね」
こうした言葉がけがあると、お客様は**“任せて大丈夫”と感じます。**
■ ④ 終わったあとに「気持ち」を返す
施術後、「お疲れさまでした!」で終わるのではなく、
「今日は初回でしたが、緊張せずに受けてくださってありがとうございました」など、
“施術者が感じたこと”を言葉にして返すのがポイント。
→ お客様は「この人はちゃんと見てくれてる」と感じて安心します。
■ ⑤ あえて“施術のゴール”を伝える
長く通ってもらうことが目的ではありません。
信頼を得るには、逆にこう伝えましょう:
「3〜5回くらいで一度、体の状態を見直してみましょう」
→ “治す気がある人”だと伝わることで信頼度がぐんと上がります。
🌱 信頼は「人としての気配り」から生まれる
整体師は技術職であると同時に、対人サービスのプロでもあります。
気遣い、共感、説明、そして感謝——
これらが自然にできる整体師は、お客様との信頼関係を強く築き、
長く愛される存在になることができます。
📍 最後に:信頼があれば、施術効果も上がる
不思議なことに、信頼関係があると
お客様の体の反応も良くなりやすいです。
安心して体を預けられる環境は、
筋肉の緊張や防御反応も緩みやすくなり、施術効果が最大限に引き出されるからです。
信頼関係は、今日からでも築きはじめることができます。
「この人なら大丈夫」と思っていただける整体師を目指して、
毎回の施術を丁寧に、心をこめて。