ケガに固定は必須です。
このことが意外に軽視されている傾向があります。
当院に来る患者さんでも足首の捻挫を繰り返している方がいますが
だいたい処置をせず、自然治癒。
自然に治癒することはもちろんあるんですが
ちゃんと固定をしないと足首自体がグラグラするので
高い確率で再発します。
かくいう僕も学生時代そうでした。
それはまだ良いのですが
それよりも『サポーター』をすることで固定をしている
と思っている方が意外に多いことに驚きます。
なぜサポーターが固定にならないか、見ていきます
そもそもサポーターの効果は?
そもそも論ですがサポーターをする意味として
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保温効果
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筋肉をある程度補助する
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安心感、他者へのアピール
この3つではないかと思います。
ということなので安静が必要で動かさないことが
重視される時は向きません。
比較的簡単に手に入るし(100円ショップでもある)
ここが勘違いされてしまう1つの原因ではないかと思います。
保温効果
赤外線機能があるサポーターなど保温効果は高いものが
多いようです。みなさんスペアとして
何個ももっていることがあります。
使い始めると毎日使うものなのでけっこう消耗品です。
筋肉をある程度補助する
膝であれば関節を守り、太ももの筋肉の
変わりをするもの。
もちろんある程度なので完全に依存することは
できません。頼ってもいけません。
使用期間が長いとサポーター自体も伸びてきますので
補助効果は薄れます。
安心感、他者へのアピール
これが1番大事なのではないかとも思うのですが
具合が悪いというアピールにかなりつながっています。
それで同情を誘うとかそういうことではないのですが
自分自身が気をつけないといけないと自覚が促されることが
大事なことだと思います。
あまりいたずらに使用期間を長くすることはいいことではないですけど。
個人的な見解として
いたずらにダラダラと使用するのは頂けません。
サポーターの効能の2番にもありますように
筋肉の補助をしますので、使用期間が長いと
筋肉の減少を招きます。
高齢の方などはもう年中していたりしますので
それはなるべく頼らないようにしてくださいと
お話をすることがあります。
(筋肉補助よりも保温効果に重点を置いたサポーターもあるようですが)
人間が本来持っている能力を生かすことは大事なことだと思います。
【おっと!もうひとつ】
人によっては連休に入っているようですね。
当院はわりとやっていますので
この機会にメンテナンス等いいかと思います。