これまでの投稿でも腰のことはたくさん書いてきました。
ここ数日『ぎっくり腰』の患者さんが急増しています。
年に何回かこういうことは起こります。
このスパイラルに入るとしばらくぎっくり腰の患者さんは続きます。
ぎっくり腰がぎっくり腰を呼び、みたいな感じです。
症状の大小はありますがならないほうがいいに決まっている『ぎっくり腰』
その対処法をお話ししていきます。
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まずぎっくり腰とは?
そもそも論ですが、この疾患は一体何なのか考えます。
筋肉の上には薄い膜状の組織『筋膜』というものがありますが
ぎっくり腰と言うものはこの筋膜が何らかの原因でキズが入ってしまう
状態のことを言います。ぎっくり腰は俗称で正確には『筋筋膜炎』と言います。
筋膜は痛みを感じる神経など多数分布しており
激痛になってしまうのはこのためです。
ぎっくり腰であるかないかは患者さん当人がギクッとやってるか否かがポイントの
ような気もします。しかしギクッとしていなくてもぎっくり腰くらい痛い場合も
ありますのでそこは明確な定義は存在しません。
症状の特徴
やはり耐え難い痛みです。特に姿勢を変えるとき
立ち上がるまでなど動作開始時に激痛を伴います。
これが大きな特徴でしょう。
まれにこれと言った原因なく痛みが激痛の場合もあります。
これは症状が治まれば問題はないのですが
もし痛みが止まりそうにない場合は1度精密検査を進めます。
内臓が原因で腰痛がとれないこともなことはないからです。
(僕も臨床上何回か経験あります)
本当に動くのが無理そうなら安静にしているのも治療です。
激痛は長くても10日もあればおさまるはずです。
ならないために重要なこと
概略はこんなとこですが
ではならないためにはどうしたらいいかお話ししていきます。
ストレスを溜めない
腰痛の原因は精神的な要因も大いに関係します、基本的なことですが
ストレスは最小限に。もし溜まったとしても解消法は何か身につけましょう。
体重を増やさない
短期間で体重が増えると腰痛のリスクは増えます。
(同じように成人病リスクも増えますね)
体重の増加は気を付けましょう。
長時間同じ姿勢
ぎっくり腰の原因になる動きとして
同じ姿勢を取っていて、そこからの動き出しで負傷することが多いです。
30分に1回くらいは動けるようにしておきましょう。
運動不足
特に運動を豊富にしていた人が急に辞めてそこから
ギクッとやってしまうケースもよく見受けられます。
逆に言うと適度な運動は腰痛の予防にもなります。
カラダが硬すぎる
柔軟性の問題ですが、なんとなくいつも腰がすっきりしない
人の大多数の人は体が硬い人が多いです。
問診時カラダの柔軟性は一応チェックしますが
全体的に見てもカラダの硬い人のほうが多いです。
背骨のゆがみ
これも大事な要素ですが
骨格が歪んでいると筋肉が緊張状態にいつもおかれるので
ギクッとやる可能性は高くなります。
特に年に何回かギクッとやる人は根本のゆがみが取れていないことが
多いので1度チェックするべきだと思います
寝不足
ストレスとリンクすることですが眠れていないと
体力も回復しないし、眠いのはストレスです。睡眠はしっかりとりましょう。
症状はなくてもメンテナンスは怠らないように
ぎっくり腰はちゃんと治っていないと再発を繰り返すことが多いのも事実です。
日ごろから筋肉のチェックと歪みの度合いは丁寧にメンテナンスしましょう。
【おっと!もうひとつ】
全然晴れませんね、めずらしいお彼岸です。