法的な整備がなかなかスムーズにいかないのが現状ですが
『治療家』と名乗ってしまえば立っている土壌は一緒のような気がします。
患者さんからすれば。
資格を持たずやってらっしゃる方は
治すというより時間を切り売りしその中で快適なサービスをする
というように僕は見えます。
そして資格がないことに多少なりとも後ろめたさもあるので
言葉には細心の注意を払っています。
治療、痛み、腰痛、診断、などなどそういった言葉は巧みに
変化させあくまでもサービスということで対価を得ています。
我々柔道整復師は曲がりなりにも国家資格
『療養費』という保険の一部を使わさせて頂いています。
僕なりに見解をお話しさせて頂きます。
鍼灸院開設の際のお話
当院は鍼灸整骨院ということで両方が共存しております。
その際のやりとりは大きく疲弊し大変でした。
いっそのことなんの制約もない
整体院にしてしまおうかと思ったくらいです。
手続きは医療機関ほどではないですが
正直面倒くさいです。
それと比べれば無資格の人が行うところは
制約は一切ないので、とても楽ですね。
学術的なことは体系的にやらないと身につかない
これは知識的なことですが、個人的に解剖や生理学の参考書などを買って
勉強している方はよくいらっしゃいますが
それでは体系的に学ぶことはできませんし、第一それで学びが完了するなら
専門学校は入りません。基礎医学は特にその傾向は強いと思います。
僕なんか体系的にちゃんと学びましたが、それでもわかりません。
そんなこともあるので無資格者と話すとき、当然知っていると思って話しても
ごっそり抜けていたりすることがあるのでやはり自主的な勉強というのは危険だと
思います(その意欲はもちろん素晴らしいと思いますよ)
公的な資格が取れない学校、講習会は何かコア資格がある人向き
これもよくあることですが、医療系の資格が取れない学校やらセミナー講習会などが
あります。これらは基本的に基礎的な医学があった上で参加するものです。
ベースがある人がその他の技術を身につけに行くために
開催しているものが多いと思います。
ですから張り切って大枚叩いていって大変なことになっている人も
いますので気をつける必要があります。
主催者側は多分そこまで配慮していませんから。
医療系専門学校の学費
何よりも1番のネックはここなのでしょうけど
医療系の専門学校は卒業するまで400〜500万かかります。
(最近はもっと安いのかな)
国家試験のために膨大な勉強もしないといけませんし
基本それに時間を奪われます。
年齢が上になればなるほど厳しくなると思います。
なのでよっしゃー専門学校行くかー!とはならないでしょうね
よほどのことがない限り。
『何も知らない患者さんが楽になればいい』ではいずれ限界がくる
それでも整体院やリラクゼーションみたいなものがたくさんあるのは
一定数やはり楽にしている現状はあるし(うまい人もいます)
整骨院や病院よりも行きやすい
という現実はあります、要は需要があるということです。
ただやる方の立場からすれば制約は多いし
いずれ限界がやってくると思いますし、資格がないという後ろめたさは
一生消えることはないでしょう。その心持ちで続けられるかどうかということです。
(情報発信だってしにくいと思います)
人の体に触るということは生物に触ることですから100%ということはあり得ません
何かあったときは考えただけでも恐ろしいです。
どういう選択をするかはそれぞれの人生ですから僕がどうこういうことではありませんが
やはり何かしらの医療系資格は絶対に持っていた方が間違いはないと思います。
(柔道整復師になって是非当院に来てください)
【おっと!もうひとつ】
今日は3時から鍼灸の日です。混雑が予想されるのでお早目にご来院ください。
執筆は進んでいたのですがようやくアップです。
野球ライターとして大好きな松坂大輔投手の記事を書きました。
http://g-times.jp/yokohama_matsuzaka/2/
求人の動きは少ないですが
現在求人を募集しています。
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