※ネタバレが少々含みますのでこれから読まれる方は
お気をつけください
芥川賞というと『文藝春秋』がやっているので
この『火花』も文藝春秋。
当然受賞するとは思っていましたが
その内容も把握しないのは
ダメだろうと思い
早速読んでみました。
なじみの深いエリアなので描写がリアル
舞台となる場所も『吉祥寺』などの中央線沿線
吉祥寺の『武蔵野珈琲館』もでてました。
ここコーヒーおいしいし、すごく落ち着くんですよ。
でもこのようにでてしまうと混んでるんだろうな
すいません、脱線しました。
これらの描写は僕にとって空気を感じさせよりリアルへと
繋げるものでした。
先輩の神谷って誰?
ストーリー中に師匠と崇める『神谷』という
登場人物がいるのですが、このモデルは誰なんだろう
と考えながら読んでいました。主人公の『徳永』は
おそらく又吉さん本人なんでしょうか?
芥川賞自体そのものが変わってきている?
いわゆる『純文学作品』が主な受賞作品ですが
130回の芥川賞受賞作品からなんとなく流れが変わってきているように
思います。
その時の受賞は綿矢りさ『蹴りたい背中』・金原ひとみ『蛇にピアス』でした。
読む方は面白ければいいはず
芸人が芥川賞受賞ということでいろいろ言われていますが
読む方は面白ければ関係ないと思います。
今回もいろいろな情報を集めた結果
どうやら『火花』は面白いらしいということを
たくさん耳にしたので読んでみましたが
読んで正解でした。
僕が読んだ本は
『ウナギ文庫』に収まっていますので
当院にいらした際はぜひ手に取って読んで
いただければと思います。