『100%』はちょっと言い過ぎかもしれませんが
整形外科の先生によってはこのようにおっしゃる先生もいます。
僕もその数字感でいいと思います。
先日長らく
『へバーデン結節』の方がいらして
『最近どうなんですか?』
と聞いたところ
(バレーボールで使うやつが案外役に立つ)
『痛みは治まってきたけど指が曲がってきちゃったのよね』
とおっしゃっていました。
この状態に至るまで年単位の症状経過です。
ということを前もって知っているといないでは
まるで違うということを言いたいのですが
この病気に関して僕が業界の門を叩いた20数年前から
治療法はほとんど変わっていなくて
『基本治らないのですが、痛みは自然に消失します、何年かかかるかもしれませんが』
という初めてそれを聞いたら絶望しかないような助言なのですが
それは変わりません。
(テーピングとかアイシングとか対症療法はそれなりにありますが、それは根本治療ではありません)
といった具合に医療はものすごい進歩するところと
置き去りにされるところと
明暗分かれますが
(その基準はおそらく命がかかるかどうか)
こういった関節系の疾患は感覚的ですが
置き去りにされるパターンが多く
20年前と大差ないわというものも
まーけっこう存在します(僕が知らないだけということもあるかもしれませんが)
なので声を大にして言いたいのは
『人間の身体は少しずつ壊れていきます』
ということを絵空事ではなくて
目の前に起こるまず起こるであろう現実と捉えることが大事だと思います。
それがどうしても嫌だったら
若いうちから10年以上単位で考えて運動や筋トレなどで
積み上げていくことをおすすめします。
1番いいのは老いを想像して、筋肉に刺激を与え続けることだと
僕は思っていますが・・・