国家試験がもう近いですが
この時期の学生さんたちはおそらく
あとは国家試験をパスするだけ
ということで
一心不乱にラストの追い込みをしている方が
ほとんどだと思います。
最近はやや開業が減り
勤務でどこで働くかということが
傾向として多いようですが
その中の1つ
スポーツトレーナー。
僕が現場に出てた頃よりも
遥かに色々な人が出てきていて
環境はよくなったように思いますし
何よりも底辺が広がれば
選手がより快適に活動できる
ということにも繋がります。
そのスポーツトレーナ
柔整師が現場に出ると
どういうメリット・デメリットがあるのか
お話しします。
これから柔整師として
スポーツの現場を考えている
という方のお役に立てれば幸いです
やばいブログだな
数々の外傷に対処
現場に出ていると
本当に色々な怪我に遭遇します。
外傷を真骨頂とする柔整師としてはうってつけの場でしょう。
テーピングを巻くのだって治療院のように
ゆっくり巻くことはできないし
症状などで瞬時に判断。
場合によっては
病院の搬送に付き合うこともありますし
なかなかのものです。
僕の場合母校に行ったのと
当時の監督からかなりの全権を任されていたのが
幸か不幸か全部自分でやっていきました。
そうみなさんと同じような歳だったと
思います。
23歳の免許取れたての頃です。
(めちゃくちゃ調子に乗っていた時期でもあります)
まー今の僕の原点でもありますね。
ちょっと違うのは18歳からキャリアがスタートしているので
一通り処置はできていたので
(学生時代もアメフトなどのトレーナー活動はしていた)
全権は任されていたものの
全くの新卒ではなかったので
なんとかギリギリのところでやりきれました。
(もちろん平日は接骨院で勤務柔整師としてやっていましたからね)
志を共にする同業者との出会い
それでも当時は少ないのですが
同じように柔整の方や整形の先生などと
みじかにお話しをすることが現場でできたし
それこそ甲子園に行くようなチームの監督とも
近くでおなしさせていただいたこともあったりで
かなり貴重な経験ができましたね。
今から15年くらい前の話です。
今はSNSがかなり当時とは違うので
個人発信でも見れるし
なんならDM送って
会ったりできたりすることができるから
凄い時代です。
人心を掌握する勉強
いきなりチームで
『トレーナー』ですと言っても
『あんた誰?』扱い。
信頼を得るまでは時間がかかります。
そして毎日会うわけでもない。
難しいところでしたけど
ちょっとずつ存在感を出して
信頼を得るまでは
どんな時でも顔を出していましたし
こっちからも積極的に声をかけました。
今考えてもいい勉強です。
自分で考え自分で判断
ここは醍醐味でもありますが
段々とポジションが確立されて
いい相談役みたいになると
この選手の状態など、意見を求められることが
ありますし
そこには責任が生じてきます。
だからこそ懸命にやる必要しかないのですが
これが大きな財産。
自分で判断するということを
とても学びました。
オフはない
さてここからはデメリット
(僕はそう思わないのですが)
ですが休みはありません。
なので
その時のスケジュールは
平日は治療院、土曜日は午後から現場
日曜日は朝から遠征など練習試合
こんな感じで1週間過ぎていくので
自分の時間はほぼありません。
(それをほぼ5年続けました)
なので僕も腹をくくれない買ったのもあり
監督も異動もありで
このような活動ができたのも
独身時代まででした。
(そこには多少の心残りは今でも若干あります)
そこが僕の場合ボランティアのような
形だったのでわかりませんが
これが実際の勤務になると
どうなのかは僕は経験がないので
語れません。
見合った報酬はないと考えろ
それとボランティアで動いていたので
報酬はありません。
むしろテーピングとか衛生材料、交通費は
自分持ちだったので
持ち出しです。
この仕事で稼いでやろうというのであれば
他の仕事を考えた方がいいと
思います。
お金を稼ぐ仕事ではないと
思います。
最後にまとめ
駆け足でお話ししましたが
おすすめはいきなりトレーナーと
張り切るのではなく
ゼロベースで治療家として
まずは色々経験することがいいと
思います。
なのでどこか治療院に勤務柔整師として
籍を置き、週末などどこかのチームなど
ツテを使ってお手伝いすればいいのではないかと
思います。だいたい現場を見れば雰囲気は
わかると思います。
ならばトレーナー系につよい整骨院や治療院が
いいと思われる方もいると
思いますが、そういうところだと
技術に結びつかない雑用を
たくさんさせるところもあるので
治療院選びは慎重にやりましょう。
なかなか大変ですが
1から自分で構築していくことはおすすめです。
そういうことを考えると
あなたが運動部OBであるなら
母校のお手伝いから始めるのは
王道だとは思いますが
僕はおすすめです。
スポーツの現場
(に関わらず、お芝居とか音楽関係も面白いかも)
に出ることは最高に楽しいです。
ぜひ1度外に出てみて
治療家として高みを目指してもらいたいものです。